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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2015年08月23日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日で私の夏休みも終了。
3週間一人で好き勝手に過ごしてきた。
ドイツ語や税制を勉強する、ダイエットに励む、家をきれいに片付ける、という目標をたてたが、家の片付けをしたぐらいで、あとはすべて挫折。ほとんどドイツ語とは無縁の生活をしていたから、ドイツ語力はむしろ更に低下したかもしれない。

先日、近所のおばあさんに声をかけられた。「あそこの家の奥さんのお葬式はいつか知っている?」と近所の家をさした。その家は70歳ぐらいのご夫婦の二人暮らし。会えば挨拶をするぐらいの関係。実はお名前も知らない。
「亡くなられたんですか?」と聞いたら、「そうらしいの。今日がお葬式だと思うのだけど、新聞をとってない?」と聞かれた。
「地元の新聞はとってません。病気だったんですか?お元気そうに見えたけど?」と更に聞くと、「そうよ。私から聞いたことは言わないでね。」と言われた。
でも、人の出入りの気配もないし、本当に奥さんが亡くなられたのかどうか確かめようがない。
図書館で地元の新聞の告知欄を調べたけど、それらしき該当人物の名前もなかった。
「あそこの家の方が亡くなられたんですか?」と近所の人に聞くのも憚られる。
どうやってお悔やみを述べていいかもわからないし、ドイツの葬式のしきたりもわからない。
私の家の近所は古くからの住宅地で住人にお年寄りが多い。新興住宅地だと若い人が多く、子供を通して近所付き合いも密になるのだろうが、うちの近所は家の密集度も高くなく、少なくとも私は近所付き合いが殆ど無い。しかし、ご近所さんの冠婚葬祭を知らないのは良くないのではないかと思う。

そういえば、学校で同じクラスだった人が、いつもネットで地元新聞のお葬式の告知欄を熱心にみていたことを思い出した。彼は55歳でクラスの最年長者でPCルームでは私の隣に座っていた。知り合いが亡くなったのだろうか?と最初は思っていたが、毎日毎日調べていたので、彼の習慣だったのかもしれない。ドイツ人はローカル新聞の告知欄でお葬式の情報を得ているのだろうか?

毎日香港からいろいろな写真が届く。
フェリーで離島のビーチにでかけ、その帰りに超高層ビル群とモダンなショッピングモールでショッピングを楽しむことが1日でラクラクできるコンパクトさ。ドイツではできないことをたくさん経験できているようで、毎日楽しく過ごしているようだ。
私はこの3週間脳が刺激されるようなことが何もなかったが、子どもたちは毎日何かしら新しい発見をしているようで、何よりだと思う。
恵子と賢浩は完璧に3ヶ国語を使い分けられるが、ニコちゃんは普段何語で話しかけられても理解できるがドイツ語で答える。しかし、今香港では毎日英語を使っているそうだ。一度、夫のいとこの家族の家に一人で泊まったそうだが、そこでは誰もドイツ語を理解しない。誰もニコちゃんに助け舟を出してあげることもできない。そういう環境でもニコちゃんが楽しく過ごせたと聞いて安心した。ニコちゃんは、たぶん、日本語しか理解できない人たちの中にいたら、一生懸命日本語を話そうとすると思う。ニコちゃんの言葉を維持するためには、そういう環境に身を置かせることは大切だなーと思った。

明日からまた学校が始まる。学校に行くのが楽しいと思っていたが、やっぱり家でゴロゴロしながら好きなことをしている方が楽しい。また元の生活に戻れるか不安。研修先探しもしないといけないし、「面倒くさ~い」としか思えない。






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最終更新日  2015年08月23日 17時39分10秒
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