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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2015年09月02日
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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日も息子の代わりに新聞配達。
郵便受けに「広告お断り」というステッカーを貼っている家も結構多い。
息子がバイトで配っているのは、無料新聞で、広告も一緒に中に挟まっているが、この新聞は「広告」にはあてはまらないのだそうだ。「無料新聞お断り」「宛先が記載してある郵便物だけ投函してください」などと書いてある家以外は全戸に配達するように、と指示されている。
しかし「Keine Werbung」「Keine Reklame」と書いてある郵便受けに入れるのは、すごく気が引ける。一方で、この無料新聞を楽しみにしている人もいて、「先週は入ってなかったわよ」とクレームがつくこともあるらしい。旅行中なのか、郵便受けが満杯で新聞を差し込めない場合もある。小心者の私は、あとでクレームが付いたらどうしようとドキドキしながら新聞配達をしている。門を開けて、敷地内を突き抜けないと郵便受けにたどりつかないような家も配達に勇気がいる。

来週、久々にテストがある。現在のクラスは、去年から始まったクラスと今年の7月から始まったクラスが一緒に授業を受けている。去年のクラスでは、私以外はドイツ語に不自由を感じている人がいなかった。子供の頃にドイツに移住してきた人たちだからだ。今年の7月からのクラスにも外国出身(主にロシア語話者)の人はたくさんいるが、やはり私のドイツ語が一番下手くそだなーと感じる。
私はいつも引け目を感じていて、授業中に出くわしたわからない言葉の意味を先生に質問することはしなかったが、新しいクラスの人は、みんなどんどん質問する。「Inflation」とか「Top Down」という言葉の意味さえ堂々と質問している。「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな?」という概念がないのだろう。
今日クラスメートが先生に、「テストの時に辞書を使ってもいいですか?」と聞いた。意外にも先生は「構いません」と承諾していた。私はテストにドイツ語の辞書を持ち込む発想がなかったのでびっくりした。

来週テストがあるので、先生が「テキストの問題をやりましょう」と言った。クラスメートの一人がテキストを持ってくるのを忘れた。先生は該当箇所をコピーして、渡してあげた。その人が、「あー、ここがドイツでよかったわ。ロシアの学校だったら、先生から叩かれていたわ。」とボソッと言った。

私の隣の席のクラスメートは、カザフスタンの出身。彼女は、「あの人の言ったことは大げさじゃないよ。」と教えてくれた。彼女が小学校だったとき、カザフスタンの大統領が彼女の住んでいる町を車で通る、ということがあったそうだ。大統領は午前9時頃に通過するという予定だったので、その町の小学生1年生以上の全児童・生徒が朝7時から道端に立って大統領が通過するのを待っていたそうだ。しかし、結局大統領が通過したのは午後4時で、その間立ちっぱなし。食事もトイレも許されなかったそうだ。

帰りは、クラスメート3人と私とで駅まで歩いて、電車に乗っている。私以外の3人は、みんなロシア語が母国語。でも、出身は、ウクライナ、カザフスタン、ロシア、とそれぞれ違う。
彼女たちは私よりずっと若いのだけど、そのうちの一人は、あと半年でおばあさんになるそうだ。彼女も彼女のお母さんも20歳で子供を産んだとのこと。ウクライナでは、20歳過ぎて独身でいる女性は、価値がない人間のように扱われるらしい。同じような話は、カザフスタン出身の人にも聞いた。旧ソ連邦全体がそんな感じなのだろう。そういう話を聞くと、余計に自分の歳をカミングアウトできない。







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最終更新日  2015年09月03日 02時08分03秒
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