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カテゴリ:子供
昨日恵子が3ヶ月ぶりに我が家に帰ってきた。
今年は3回も海外に行き、自宅にいる時間が少なかった。1週間以上滞在したことがなかったんじゃないかな? 今のところ、再来年に留学を考えているのだけど、半年留学した後、半年休学してゆっくりしたい、と言っている。 といっても、勉強ばかりの日々ではなく、先週は、ほぼ毎日忘年会があって出歩いていた。 友達とクリスマスマーケットに行ったり、中国語のAGの人たちとカラオケ、物理の勉強会のグループやオーケストラのメンバー、日本人留学生グループ、といろいろな集まりがあり、恵子にしては珍しく「社交的」な予定が詰まった一週間を過ごしたそうだ。 その中で、日本人留学生グループの集まりの話が興味深かった。 日本からの留学生だけではなく、恵子のように親は日本人だけど、スイスやドイツで育った人も参加していた。スイス育ちの人が、「(この集まりは)今までは年上のメンバーばかりで敬語が上手に使えない自分には辛かったけど、今はみんなタメだから楽だわ。」と言ったそうだ。恵子は「タメ」という言葉の意味がわからず、聞いたら、「年が同じこと」と言われたそうだ。この話を聞いて、「えっ、恵ちゃん、「タメ」って意味、知らなかったの?」と少し驚いた。でも、よく考えれば、恵子が普段日本語を話すのは私や私の家族とだから、「タメ」なんて若者用語(?)は会話にでてこない。 留学生の中に「法学」を勉強している子がいて、その子は「私なんて、自分の専攻すらうまく発音できない」とぼやいていたそうだ。恵子が「Rechtswissenschaft」と発音してみせたら、「すごーい」と褒められた、と言っていた。私が「日本人には心理学(Psychologie)の発音ほうがもっと難しいよ。みんなに言わせてみれば面白かったのに・・・」と言ったら、恵子は「そんな上から目線のことを言ったら、嫌われるよ。」と答えた。「あれ、上から目線って言葉は知っているの?」と聞いたら、「漫画にでてきた」と言った。漫画は「生きた日本語」を勉強するのに最高の教材かもしれない。しかし、賢浩の愛読書は「NARUTO」なので、彼の日本語はかなり変。ナルトのようなしゃべり方をしている日本人はいない、と常日頃教えているのだが、口調が抜けない。漫画を教材として使う場合、中味をよく吟味しないとね。 最近「四月は君の嘘」という漫画を知ったのだけど、すごく感動した。やっぱり日本の漫画文化ってすごいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年12月22日 15時08分58秒
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