ドイツでマルチリンガルを育てる

メリークリスマス！

ニコちゃんは、昨日の朝、突然「そうだ、サンタクロースにお願いの手紙を書くのを忘れていた。」と言って、「サンタさん、僕はこれがほしいです。」とトイザらスの広告のレゴの写真を切りに抜いてクリスマスツリーの下においた。「ニコちゃん、今頃サンタさんにお願いの手紙を書いても遅いよ。」といったのだが、本人は期待している。仕方なく、近所のおもちゃやに急いで買いに行った。しかし、ニコちゃんが希望する商品が売ってなかった。類似商品を買ったが、反応が不安・・・

夕方、教会での家族向けミサに参加した。
ニコちゃんが「子供によるキリスト降誕劇」に参加していたからだ。
きっかけは、宗教の時間にもらってきたお知らせ。ニコちゃんは自分から参加したいと言いはり、１１月末から毎週末練習に出掛けていた。たぶん、クラスの仲良しも参加しているからだと思う。ニコちゃんの役は羊飼いその１で、セリフは二言だけ。でも、大きな声で上手に言えていたと思う。
劇もミサも良かったのだけど、ニコちゃんは舞台に立っている間、ガムを噛んでいた。家を出る時には噛んでいなかったのに・・・・
実は、先日行われたピアノの発表会の時も噛んでいた。その時は直前に私が気づいて吐き出させたが、今回は全く気づかなかった。せっかく上手にセリフが言えてもそれで台無し。
家に帰ってきてから、ものすごく叱ってしまった。ガムは賢浩からもらったのだそうだ。賢浩は自分のお小遣いでいつもガムやお菓子をたくさん買って部屋で食べている。やめろと何度言っても無駄。ニコちゃんは賢浩の部屋に行ってはお菓子をねだっている。それで「ニコちゃんにガムを与えるな。この家でガムを噛むな。」と家族みんなに伝えた。

夜は、賢浩がローストターキーを作ってくれた。
賢浩は今朝早く家を出たので、夕飯後、恵子が賢浩に「明日は渡せないから」と言って、クリスマスプレゼントを渡した。賢浩が好きそうなものの詰め合わせだったのだが、その中にガムも入っていた。それを見たニコちゃんが、「賢ちゃんだけプレゼントをもらってずるい」と泣き出した。恵子は「ニコちゃんには明日渡すね。」といったのだが、「僕へのプレゼントにはガムは入っていないし、ゲームだってことはわかっている。そんなくそみたいなプレゼントなんて嬉しくない。」と言い放ち、自分の部屋に閉じこもってしまった。夫がなだめてようやく階下にニコちゃんが降りてきたのに、賢浩は「僕はガムをもらっちゃった。でも、お前にはやらないよー」とニコちゃんの目の前にガムを突き出し、わざとニコちゃんを発狂させて喜んでいた。

今朝、賢浩は６時少し前に家を出た。フランクフルト空港からアメリカに行くのだが、うちからフランクフルト空港までは３００ｋｍ以上離れている。それで、途中駅まで見送り、電車でいってもらうことにした。
でも、WhatsAppで逐次やり取りができるので、乗り遅れてないか、とか乗り換えは大丈夫か、と心配する必要がない。本当に便利ツールだと思う。

アメリカ行きのフライトはセキュリティーチェックが厳しいと聞く。それが一番の関門だけど、ひっかかるようなものは何も持っていないし、子供の一人旅だから、厳しい質問はされないのではないかと思う。楽しいことがたくさん待っているといいなー。