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カテゴリ:子供
私が学生の頃は門限があった。
しかし、うちの子供達はたぶん世の中に「門限」という単語があることをしらないだろう。 昨日賢浩は友人の誕生会に呼ばれてた。 夜7時始まり。スタンダードらしい。 私はその子の名前も知らないし、隣町に住んでいるいるサッカークラブのチームメートという情報しかもらっていない。賢浩は歩いて行くと言っていたが、結構雨が降っていたので夫が車で送った。泊まってくるのかとおもいきや、帰宅は午前3時頃になると言った。正確な時間がわからないし、そんな時間に迎えに行けるか!! 朝起きたら部屋で寝ていたが、何時にどうやって帰ってきたのかわからない。もう正午だというのに、まだ寝ている。とにかく9年生以降の誕生日パーティーは毎回主催者の自宅で夜中にどんちゃん騒ぎで午前3時解散。 夜中の3時に歩いて帰ってこられるのだから、治安がいい平和な地域に住んでいるといえるが、いいことだとは思わない。やっぱり心配だ。でも友達との付き合いもあるようで、行かない、という選択肢はないようだ。 恵子は今週末から試験が始まるので、週末は友達と勉強会だそうだ。でも、勉強ばかりしているわけではなく、友達と郊外の山にハイキングに行ったり、先週はマッターホルン・ツェルマットまで足を伸ばしたそうだ。朝6時に出発したが、帰りの電車が理由もなく突然2本もキャンセルになり、家に戻ってきたのは午前1時。そういう話をあとで聞くとびっくりする。 いろいろ写真も送ってきてくれた。ほぼ風景の写真ばかりだけど、友達と一緒に写っている写真もあった。「この子誰?」と聞いたら、「中国語クラブで一緒のKukkaちゃん」と返事がきた。お父さんがフィンランド人で、Kukkaはフィンランド語で「花」という意味だそうだ。 そうそう、先週の金曜日にニコちゃんと賢浩が前期の成績表をもらってきた。 賢浩の成績は思ったより悪く、10年生になってもあいかわらず低空飛行。 特に数学もフランス語も「4」で、義姉夫婦に教えてもらっている効果が全く出ていない。本人は、「先生が悪い」「教え方が悪い」「先生が僕のことを嫌っている」と、成績の悪いのはすべて先生のせいだという。そうは思わないけど、本人がそう思っているのなら、11年制からアメリカに行かせたほうがいいかも、と思えてきた。このままこの学校に残ったら、「アメリカに行かせてもらえなかったら、僕のAbiの結果が悪かった」と言い出しそうだ。アメリカに行っても成績が上がらなければ、自分の努力不足だということに気付くだろう。 賢浩は「僕は10年計画をたてている。2年間アメリカの高校で過ごし、その後ドイツに戻ってきて大学に進学。学士をとったあと、修士と博士課程はアメリカの大学で勉強する。」と言った。 私は「修士をアメリカで取る場合、学費はどうするの?アメリカの大学の学費なんて高いから負担できないよ。優秀な成績をとって奨学金が取れるように頑張ってね。」と言ったら、「ママは僕の計画に水をさした。もうやる気がしない。」と言って、ものすごく怒った。 とにかく、先生が悪い、学校が悪い、ママが悪い・・・と自分の思い通りにならないことはなんでも他人のせい。本当に腹が立つ。 ニコちゃんの成績は、最悪2年生に落第も覚悟していたので、予想よりよくてホッとした。 主要科目は、ドイツ語/2-3、算数/2,英語/1 だった。いい成績ではないけど、ニコちゃんにしたら上出来。本人もすごく喜んでいた。特に英語の「1」はすごく励みになったようで、もっと頑張る気になってくれた。まあ、英語なんてテストも1回もなかったし、どうやって成績をつけたのかはわからないけどね。先生の成績の付け方が、恵子や賢浩が3年生の時に比べて甘いがするが、ニコちゃんのモチベーションは確実にあがった。 「褒めて伸ばす」先生は子供のやる気を引き出す。担任に恵まれたなーと感謝している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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