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カテゴリ:子供
なんだかとても忙しい一週間だった。
昨日賢浩が日本に発った。 ニコちゃんは、「えっ?学校に行かないの?いいなー」とうらやましがること仕切り。 日本に行けるということより、学校を休めるということを妬んでいるようだった。 前日は私は仕事の日で午後6時前に帰宅した。前々から「日本に行く前に少しは部屋の片付けをしろ」と注意していたのに、まったく片付けをした様子もなく、家のあちこちに子供たちの脱いだ服が散乱。お昼に食べたあとの食器は食卓の上においたままだし、お菓子を食べたあとのゴミがあちこちにあっても誰も捨てようとしない。 賢浩にすぐに片付けるように命令したが「僕も今帰ってきたばかり。雨の中サッカーをしないといけなかったから、風邪ひきそう。」と言ってそのままシャワー室に。いつまでたっても下に降りてこないので部屋に見に行ったら、ベットで寝ていた。翌朝には日本に向けて出発で、まだ荷造りもしていない状態なのに、よく寝ていられるなーとびっくりした。 未成年の子供が一人で旅行するときはオンラインチェックインができない、と航空会社のサイトに書いてあった。賢浩は電車で一人で空港まで行くので、チェックインの際に何か問題があっても困るので、渡航許可書(Consent Letter)を英文で作成した。木曜日の夜に夫が帰宅し、オンラインチェックインをしてみたら、どういうわけか問題なくできた。しかしすでにいい席は予約が入っており、賢浩の席はど真ん中。賢浩は乗り物酔いが激しくて、必ず飛行機の中で吐くので通路側をとりたかったが仕方がない。本人は酔い止め薬を持っているから大丈夫だと思う、と言っていた。そうだといいのだけど・・・ ヒースローで乗り継ぎなのだが、ターミナルを移動しなければならない。まあ賢浩も旅慣れているし、英語力もあるからその点に関してはあまり心配していない。待ち時間に待合室で寝てしまって乗継便に乗り遅れることだけが心配だった。 昨日は仕事中も携帯を机の上において、バイブレーションの状態にしておいた。 昼過ぎに賢浩から「ロンドンについた」と連絡があった。やっぱり今の時代は本当に便利だと思う。午後は結構仕事があって忙しかったのだけど、次から次へと携帯がなり、何があったのかと見てみたら、恵子からだった。「ママ、どうしよう。今日日本人留学生と日本語を勉強している子たちに声をかけてうちに来てもらうことにしたの。いろいろメニューを考えていたんだけど、ベジタリアンの人がいる事がわかって、困っているの。以前お寿司とお好み焼きとカレーは作ったことあるから、それ以外で何を作ればいい?」という相談だった。 「野菜の天ぷらとちらし寿司」と答えたら、具は何にすればいいのか?とか、そういう相談が次々。協力してあげたいけど、仕事中だし、ジレンマがあった。幸い私は一人きりの部屋で仕事をしているので、子どもと交信しながら仕事をした。 恵子は6人の友達を呼んだのだそうだが、友達が友達を連れて来て、結局12人来たそうだ。立食形式ではないのに・・・。ご飯は足りたらしいけど、写真を見たら、ものすごい量だった。こんなのを一人で半日かけて作っていたなんて、大変だ。中国人で東工大に留学していて、どういうわけか、東工大に在籍しながらスイスに交換留学している子がいる。その子は日本語ペラペラだが、中国人の友達が来ていたらしく、その中国人の友達を勝手に連れて来て、「私は大学で研究が残っているから、この子を預かって欲しい。」と行って、友達を恵子のところにおいてその子自身は帰ってしまったそうだ。「日本語を話せる人」を対象とした夕飯会だったのに、ぜんぜん関係ない子が来て困った・・と言っていた。恵子はいつも損な役目ばかりのような気がして、気の毒になった。 木曜日の午前中は社長に言われた仕事をした。しかし足りない書類が多く、どうすればいいのか社長に相談したかったが、あいにく社長は外出していた。お昼近かったので、12時になった途端、今しかないと思って、私はキッチンに行ってお昼ごはんを食べ始めた。すると社長が戻ってきた。社長はお昼ごはんを作る材料の買い出しに行っていたようだった。キッチンに入ってきてお昼ごはんを作り始めた。私は気まずかったけど、仕方なくそのまま食べ続けた。 社長に「夕飯もここ(事務所)で作って食べているのですか?」と聞いた。社長は「一番下の息子が帰ってくるから、家に帰ってから夕飯を作っているわ。」と言った。「でも、一番下の息子さんは学生さんですよね?」と聞いたら、「往復200kmの距離を家から通学しているの。下宿するより家からのほうが楽なんですって。」といったのでびっくりした。 「息子は全然片付けをしないから家の中も本当に汚くて、私が片付けやアイロンがけを全部しているのよ。困ったものだわ。」と言った。一番下の息子さんはたぶん22歳ぐらいなんだと思うけど、子供が22歳になってもまだ家にいて、親が全面的に面倒を見ないといけないなんて、ありふれた話のような気もするけど、自分に置き換えてみたら、ぞっとした。今でさえ、賢浩とニコちゃんがいると家が片付かなくて苛々するのに、この状態があと10年以上続くなんて考えたくない。 それにしても、社長は事務所を切り盛りするだけでなく、家では3人の息子さんの完璧なお母さんもしていて、すごい人だなーと思った。 火曜日と水曜日は私の憩いの日。しかし、今週は火曜日の朝ニコちゃんの学校の校長から電話があって焦った。「オタクの息子さんが鼻血を出しました。かなりの出血でこのまま止まらなければまた電話しますので迎え来てください。家で待機していてください。」と言われた。たまたま家にいる日だったから良かったけど、そうでなかったらどうなっていたんだろう? 10分後にまた電話があり「出血が止まりましたので、このまま授業に参加させます。でも、彼はかなり頻繁に鼻血を出すので医者に診てもらうことをおすすめします。」と言われた。 今までも何度も医者に診てもらったが、異常ないといわれるだけ。ここ1年ほど鼻血の回数が減ってきたように思っていたのだが、最近また頻繁に出るようになった。それもなんのきっかけもなく突然に出るのでびっくりする。 賢浩の乗り物酔いとニコちゃんの鼻血。小さい頃だけの話で、大きくなったら解決すると思っていたが、もしかして一生続くのだろうか?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年05月14日 12時42分56秒
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