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テーマ:小学生ママの日記(28707)
カテゴリ:子供
今日は忙しい日だった。
賢浩は午後7時からプロジェクトの発表があるので昼過ぎから学校で最後の仕上げ。 そのため私が賢浩の代わりに新聞配達をしないといけなかった。 新聞配達が終わって、家に戻りシャワーをして、今度はすぐにニコちゃんの学校に行った。 にこちゃん達は今日教室でお泊りする。 「Lesenacht」と呼ばれる行事で、恵子や賢浩も経験した。 それで午後5時から保護者を交えてのパーティーが開催された。 それぞれが食べ物飲み物を持ち寄って、飲食しながら子どもたちのパフォーマンスを見た。 ちなみに私は巻き寿司を持参した。 にこちゃんはEくんとDくんと組んでダンスを披露。でも、Eくんが前で踊ってDくんとにこちゃんはそれを見ながら模倣しているだけ。明らかにEくんの一人舞台。ロボットダンスだったのだが、とても上手だった。にこちゃん達はEくんの家で毎日のように練習していたが、残念ながらDくんとにこちゃんはあまりコピーできていなかったが、それでも楽しむことができた。ピアノを弾く子も多かった。みんな堂々と演奏していたが、正直言うと心のなかで「ニコちゃんのほうが上手だなー」と思いながら聞いていた。どうしてニコちゃんはピアノを弾こうと思わなかったのかな?もしかして、私のせいで自信をなくしてしまったのかな?ニコちゃんはピアノを弾くことに楽しさを見いだせないでいると思う。しかし私が練習をみてあげないと、自分では適当にしかしない。叱りながら練習させるのがいいのか、ほっとく(=練習をしない)ほうがいいのか迷う。 その後子供たちは校庭で遊び始め、保護者同士で歓談。私は先生に「最近のニコの学校での様子はどうですか?」と聞いてみた。先生は「実は、最近宿題を全然やって来なくなりました。それでこの前そのことについて手紙を書いたのですが、ニコから渡されていないのですか?」といったので、びっくりした。「お母さんのサインをもらって来なさいといったのですが、なかなかもらってこないので、「明日までにもらってこなければ、罰として宿題が増えるよ」と脅したら、翌日「パパにサインしてもらった」と言って手紙を見せてくれましたが、ご主人からそのことを聞いてないんですか?」と聞かれてしまった。「たぶん、私に見せると怒られると思って、主人には「ママには内緒にして」といって見せたんだと思います。」と答えたら、納得していた。 「最近集中力がますますなくなり、授業中ほとんど上の空です。質問しても「わかっている」というのですが、説明できないんです。休み時間も友達に対してアグレッシブになってきています。ニコはテレビの見過ぎです。子供が見るべきでないフィルムを見たりします。どこで見たの?と聞くと、お兄ちゃんとYouTubeで見た。と答えます。どうか、もっとコントロールしてください。と言われた。 「Ergotherapieにはもういってないのですか?学習態度が一時は良くなってきていたのに、今また悪くなってきています。学習障害児支援センターに再度通うことをおすすめします。」とまで言われた。 Eくんのお母さんとも話した。Eくんは1年生の時から問題児で、廊下で一人で学習させられたりしていた。教室にいるとみんなの邪魔になるし、本人も一人でないと集中できなかったからだ。 Eくんのお母さんは「私もErgotherapie、Logopaedie、ADHSテスト、支援センター、あっちの専門医、こっちの専門医、ほとんどすべてを試したわよ。薬を飲む事も勧められたのだけど、最後の最後でやはり自分の子供に薬を飲ませるのは嫌で、直前にキャンセルしたの。いっぱい涙を流したし、3年間毎日のようにあちこちに出掛けて解決策を探してきたわ。私がおすすめするのは、A医師で、全額自己負担になるからかなりの出費になるけど、うなじの辺りの神経をマッサージしてくれるのよ。ADHSを疑われる子は、神経がずれている場合が多くて、ツボを指圧することにより神経をもとに戻すことができるの。うちの子の場合は、それですごく改善されたわよ。」と教えてくれた。 Eくんのママの隣に座っている人がどなたかわからず尋ねたら、「Tの母親です」と自己紹介してくれた。Tくんは去年4年生に進級せずに3年生に留年した。「うちの子はおとなしいんですけど、宿題を全くしないで、ドイツ語もよく理解できていなかったので、留年させました。今年は去年習ったことばかりを学んでいるので、よく授業も理解できるようで、こちらが何も言わなくても宿題をやるようにりました。だから留年させてよかったです。」と話してくれた。 ニコちゃんのクラスにいた女の子が2月に2年生に編入した。でも、その女の子は1年生の時に留年して、入学式を2度経験している。つまりその子は2012年9月に入学したのに、2016年7月時点でまだ2年生。わからなければもう一度やり直す事ができるのは良いシステムかも知れないが、10歳で小学校2年生だと体格も明らかに違うし、なかなかクラスになじめないのではないかと他人事ながら心配する。ニコちゃんも留年させたほうがみんなが楽になると思うのだが、本人は絶対にしたくないという。留年したら、プライドが傷ついて、本当にやる気をなくしてしまうと思う。もしくは、できなければまた留年すればいい・・・と安易に考えるかもしれない。留年させようと判断するのは、いったいどういう基準でなのだろうか? ニコちゃんたちのクラスパーティーが終わり、続いてギムナジウムで行われているNWTクラスの発表会にでかけた。賢浩はソーラーエネルギーでうごくボートを作っていた。なかなか素晴らしい出来だと思った。 帰ってきて、夫に電話をして、ニコちゃんが見せた手紙にサインをしたのか?と聞いてみた。夫は「してないよ。手紙も見せてもらってないよ。」と言った。事の顛末を話したら、「あー。それでか。ニコちゃんに任天堂DSの画面にサインして、って頼まれて、僕のサインをしたんだよね。きっとそれを自分でコピーしたんだね。頭いいね。」と笑っていた。笑う話じゃないと思うんだけど・・・。ニコちゃんはこういう嘘を平気でつく。 先生には「私は毎日ニコに今日の宿題は何?って聞いてます。でも、今日はないよ、とか、今日の分は学校でやったしまったよ。としょちゅういいます。練習帳を見ても、やっていないところがたくさんあるので、やりなさいというと、学校でみんなでやるから家でやるなと先生に言われたといいます。」と伝えたら、「ほぼ毎日宿題を出しています。授業中に宿題をやらせることもないです。何が宿題かは黒板に書いてます。ニコは宿題ノートに書き写していますか?チェックしてください」と言われた。チェックしようにも、なんにも書いていない日が多い。なんで書いていないのか?と聞くと、「時間がなかった。先生が早く教室を出ろというので、最後まで書けなかった。」と言い訳することが多い。 今日先生と話してニコちゃんが自分に都合のいい嘘ばかり付いていることがはっきりわかった。 夫は私が厳しすぎるからいけない、と言う。ニコちゃんが他人にアグレッシブなのも、私がニコちゃんを怒鳴り散らすからだ、と言う。それも一理あるかも知れないが、ニコちゃんといると、言い訳のオンパレード、嘘のオンパレード、都合の悪いことを指摘すると、泣きわめき、過呼吸状態になる。発狂している時にニコちゃんはよく「脳が熱い!!」と言う。見るからにそんな感じなので、手に負えない。 にこちゃんの態度が悪化していったのは、私の研修が始まってからではないかと思う。一日中家にいない日が週に3日もある。その間、ニコちゃんはやりたい放題。私も疲れて帰ってきて、家の中がシッチャカメッチャカ(台所が水浸し、空気銃に小麦粉をつめて家の中で発射させる、マッチやライターで何が燃えやすいかの実験・・・)な状態をみて、頭に血が上る。そのうえ、夕飯の支度もあるし、ニコちゃんの宿題やピアノの練習のチェックをするのにイライラマックス。自分に余裕が無いから、子供にも穏やかに接することができない。 この前賢浩に「そんな自分勝手な奴の面倒をこれ以上みたくない」「ママの言うことを聞かないのなら、こちらもあなたの面倒は見ない」と言ったら、「面倒を見るつもりがないなら、なんで子供を産んだの?」と言われてしまった。 夫にも、「健康で活発な子供たちに恵まれて自分は幸せだとは思わないのか?」と言われた。 ニコちゃんが切れやすい性格になったのは、彼が好きなアベンジャーやトランスフォーマーなどのフィルムなどの影響もあると先生は指摘するが、一番の原因はわたしにあるのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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