ドイツでマルチリンガルを育てる

今日からメリちゃんはトルコ旅行で、来週から私はメリちゃんの穴埋めで毎日出勤を余儀なくされ、ブルーな気分なのだけど、トルコのクーデターのニュースを知って、メリちゃんのことが心配になった。
フランスでの事件もその数日前まで恵子がフランス旅行をしていたので、より衝撃が大きかった。
普通に生活していてもいつ事件の巻き添えになるかわからないなーとしみじみ思った週である。

アメリカの学校への正式な入学手続きが完了した。保険は義姉夫婦が自分たちの健康保険に賢浩の名前も付け加えてくれた。義姉たちと同じ内容がカバーされるが費用は大してかからない、と言っていた。アメリカの健康保険のシステムが全然わからないのだが、医療費が高く付くという話はよく耳にする。だから滞在国にアメリカ・カナダを含むか含まないかで保険料がかなり変わってくる。どの保険にしようかと頭を悩ませていたので、解決してホッとしている。

あとは航空券の予約だけ。1ヶ月後には学校が始まるこの時期に及んでもまだ航空券を予約していないのは、来年の6月末に戻ってくる復路のチケットも一緒に予約しようと思っているからだ。直通便がある某航空会社は１１ヶ月先のフライトまでしか予約できない。６月末の帰国便を予約する場合は、７月末にならないと予約購入できない。航空会社によっては１２ヶ月先まで予約できるところもあるのだが、できれば車で送迎しやすい空港を利用し、直行便で行かせたい。片道だけを購入することも可能だが、往復料金の３倍の値段になる。だから復路が未定の場合普通は往復で買って帰りの航空券を捨てる人がほとんど。こんなにギリギリで、しかもピーク時期のフライト。未だに航空券を予約していないことに正直焦りを感じている。

昨日恵子と久々にスカイプで話した。
先週まで１週間フランスに旅行に行っていた。現在２ヶ月間の夏休みの真っ最中だが、休みらしい休みはそれだけで、あとはひたすら大学の図書館で試験勉強。修士課程の学生が講師をしている「試験対策講座」にも参加していると言っていた。参加者の一人が講師に「１日何時間ぐらい試験勉強をしましたか？」と体験談を聞いたら、「１４時間」という答えが帰ってきたそうだ。２ヶ月間毎日というわけではないだろうが、それでも１日１０時間以上勉強しないとクリアできない試験ってどんなんだろう？試験が終わると次のセメスターまで２週間ほど休みがあるが、本当に休めるのはこの２週間だけ。恵子は友達とイタリアに行くと言っていた。東京から大阪や広島に行く感覚でパリやローマに行けるのはすごくいいなと思った。

恵子は学生向けの寮に住んでいるのだが、上階は普通の人達が住んでいて、常日頃「学生たちがうるさいので、静かにして欲しい」とクレームが来ていたらしい。一度上の住人が夜中に警察を呼んだそうだが、警察は恵子たちの棟よりももっとうるさい棟があり、間違ってそちらに駆けつけたそうだ。つまり、第３者からの目でみれば、恵子たちの住む棟よりも他の棟のほうが明らかに騒がしいのだが、たまたま恵子たちの棟の上階に住む人が神経質なのか、しょちゅうクレームがきて、とうとう恵子たちの棟はパーティー禁止になってしまったのだそうだ。恵子たちの部屋の人達は静かな人が多いのだが、恵子たちの階下の部屋はしょちゅうパーティーをしていたらしい。でも「ちょっと騒がしいかな」という程度で、恵子自身はあまり気にならなかったと言っていた。それなのに、恵子たちの階下の部屋のパーティーがうるさいと恵子たちの上階に住む人がクレームを入れるというのは、感覚の違いなのだろうか？
しょちゅうクレームを付ける人が、ある日、そのパーティー会場に乗り込んできてそうだ。玄関が開けっ放しになっていたので、勝手にリビングルームに入ってきたらしい。それってもう立派な住居不法侵入という犯罪。それならわざわざ学生寮の上に住まずに他のところに引っ越せばいいのに・・と思うのだが、恵子たちの住んでいる都市は住居を見つけるのが世界一とまでは言わないまでもものすごく難しいところで、簡単に引越し先は見つからない。恵子たちの建物は、立地条件もいいし、比較的新しいし、引っ越すという選択肢はないのだろう。
恵子は「パーティーと友達を集めてのご飯会のちがいがわからない。９月に友達を呼んでバースデーパーティーをしようと思っていたけど、何人まで、何時まではOkなのかわからない」と嘆いていた。