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テーマ:高校生ママの日記(9397)
カテゴリ:子供
今日は賢浩の見送りに空港まで行った。
以前フランクフルト空港からルフトハンザでアメリカに行ったときは、チェックインの際、スーツケースを全部あけられて、中を調べられた。今回も厳しいことを想定していたが、何のチェックもなくスーツケースを預けることができた。しかしチェックインの行列に一緒に並んでいたら、ロープが張られていて、これより先は搭乗客だけしか並べないから外に出て、と言われた。全く混雑していなかったのに、チェックインカウンターでのやり取りに親が付き添ってはいけないなんて、厳しいな、と思った。 その後恵子の寮に立ち寄り支援物資を届けた。 にこちゃんは恵子に「僕もここに泊ってもいい?」と聞いていた。すぐに断られていたが、「ねえ、いつ帰ってくるの? 早く帰ってきて!恵ちゃんがずっとドイツにいてほしいな。それが僕の願いなの。」とずっとまとわりついていた。試験勉強があるし、午後からは寮の入居希望者の面接をしないといけないらしく、忙しいということで、私たちも10分程度の立ち話で恵子のもとを去った。 これで本当にニコちゃんは一人っ子のようになってしまった。 賢浩とは衝突ばかりしていたから、早くアメリカに行ってほしい、とここ1か月はずっと思っていたが、いざ行ってしまうとやはり寂しい。もう少しいろいろなことを大目に見てあげて、やさしくしてあげればよかったなーと思う。実際に一緒に生活しているとむかつくことばかりだけど、離れてしまって初めてよさに気づく。 賢浩と別れる時も、恵子と別れる時も、私は特にハグをしたりしなかった。駅や空港でよく親子で抱き合って別れを惜しんでいる光景があるが、私はああいうことができない。にこちゃんは甘えん坊で誰にでもべったりひっつく。だから私もにこちゃんとは距離がとても近いのだけど、にこちゃん以外とは距離が近い状態になるのが苦手。でも子供たちはドイツの文化に染まっているわけで、そういう私の行動が「愛情が薄い」と取られてしまっていたら困るなーと今日ふと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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