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テーマ:海外生活(7774)
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ミュンヘンに2泊3日で行ってきた。
行きは電車。にこちゃんはICEに乗れて大喜び。指定席をとったほうがいいかな?と思っていたが、電車はかなりすいていた。今回は遅延もなく、快適な旅だった。ICEの中でWhatsAppにメッセージがはいった。メリちゃんからだった。「今日、胃が痛くて仕事を休んだ。今医者の待合室。さっき学校に電話をかけていかにひどい扱いを受けているかぶちまけたわ。私の話に驚いてたよ。研修担当者は休暇中だけど連絡を取ってくれるっていってくれたわ。絶対にあんなところやめてやる。」と書いてあった。びっくりした。私がいない間メリちゃんが社長にねちねち嫌味を言われて続けているという話は先週聞いたが、まさか体調まで壊すとは・・・。「今日の午後ゆっくり電話で話そう」と言われたのだけど、ミュンヘンに行く途中でそういう時間がなく、結局メリちゃんとはその後話していない。月曜日に出勤するのが憂鬱・・・ 今週は賢浩の学校も始まり、恵子は3つも試験があり、あんまり自分のことを考える時間がなかった。賢浩にメッセージを送っても、恵子とのやり取りの習慣で普通に日本語で書いたら「漢字が読めない」とだけ返事が来た。学校初日の様子をきいても「Good」の一言だけ。恵子からはいつも「明日試験」「今日の試験は最悪だった」というようなメッセージ。今週の試験は「数学」「物理」「有機化学」で本当に難しかったらしい。来週は「ペプチド」についての口頭試験もあるそうだ。なんとか物理、なんとか数学、なんたら化学、なんたら生物といっていくつも試験がある。全く彼女が勉強している内容がわからないので、私は「大丈夫。ほかの人にとっても難しかったと思うよ。終わったことは忘れて次にいこう!」と励ますしかできない。 恵子や賢浩のことを気にしながら、私はにこちゃんとミュンヘンを楽しんだ。 一日目は中央駅からマリエン広場までブラブラ歩き、その後「BMW WELT」に行った。 ニコちゃんは予め申し込んでおいた子供向けのプログラムに参加した。その間私はオリンピック公園を散歩したりBMW WELTを見学したりして過ごした。オリンピック公園内には、ミュンヘンオリンピック開催時に選手村として使われていた建物があった。現在は学生寮として使われている。それをみながら、東京ではどこに選手村を作ってその後その建物はどうするんだろう?と思った。 ミュンヘンはどこに行っても人、人、人。世界中からの観光客であふれていた。私達の住む州にはメルセデスやポルシェの博物館があるが、BMWのほうが充実していてすごいなと感じた。私の中のでBMWのブランドイメージが更に上がった。 次の日は「ドイツ博物館」に行った。ここもすごい人。入場券を買う行列ができていた。中も人がいっぱい。展示物は充実しているのだけど、上野の国立博物館のほうが小学生には向いていると思った。恵子ならここで楽しく1日過ごせたのではないかと思うが、ニコちゃんには余り興味を持ってもらえなかった。これなら動物園に行けばよかったなーと思ったが、途中から土砂降りで、やっぱり屋内でよかったと思った。「大きな博物館なので、1日では全部見きれない」とガイドブックにあったが、私たちは途中で切り上げ、ホテルに戻った。 3日目は大きなショッピングモールにでかけた。 夫と1時に待ち合わせをし、一緒にランチを食べようと約束。しかしニコちゃんはおもちゃ屋さん以外は興味がなく、私が洋服や雑貨を見ようとしても「つまらない」と駄々をこねるので、買い物を楽しむことができなかった。ショッピングモールの中に回転寿司屋が有り、ニコちゃんがどうしても食べたいというので、夫とのランチはキャンセルして、12時前ではあったが、回転寿司屋にはいった。ニコちゃんは一番近くの席に座り、さっそく食べはじめた。しかしその席は置かれた皿が一番最後に回ってくる席だった。「あっ、きたきた」と思っても、私たちの前に座っていた人に次から次へと取られてしまう。なかなかお目当てが回ってこなかった。味噌汁かと思ってとったフタ付きのお椀の中にはなんと普通のご飯がはいっていた。なぜ回転寿司に普通の白米?春巻きとか餃子とかサモサとかフライドチキンとか、何でもありなんだなーとびっくりした。ニコちゃんはタピオカゼリーとかバニラプリンとかデザート系を3つも食べていた。回転はしているけど、寿司ではないよなーと思った。それでもニコちゃんは大満足で「日本に行きたい!」を連発。普段私が日本語で話しかけてもニコちゃんはドイツ語で返してくるが、何故か回転寿司の後はずっと日本語を話そうと努力していた。 その後夫と合流し、ニンフェンブルグ城に行った。ついてからニコちゃんはリュックサックとトレーナーを回転寿司屋に忘れて行きたことを思い出した。それで取りに戻った。それからまたニンフェンブルグ城へ。カモや白鳥がいて、ニコちゃんは大喜びで餌をあげていたら、「餌を上げるのは禁止よ」と地元の人に注意されてしまった。私たちは庭園内を歩いただけだったが、本当に綺麗なところだった。 夫は半年ほどミュンヘンで働いているが、月曜日の朝早く家を出て、木曜日の夜に戻る生活なので、ほとんどミュンヘンを観光したことがない。ニンフェンブルグにも初めて来たそうだ。そのまま夫と一緒に自宅に戻ったが、やはりミュンヘンからは遠い。この道程を毎週往復しているかと思うと、夫が可哀想になった。来週は月曜日にコブレンツにある会社で実験をするらしく、夫は明日の夕方コブレンツに行き、火曜日にコブレンツからミュンヘンに行き、木曜日に家に帰ってくる予定。ものすごい走行距離になる。それでも夫は誰かに雇われるよりも自分の好きなことができるフリーランスのほうが楽しい、と今の生活スタイルを変えようとはしない。今までの私なら「近くの会社に就職して」と懇願していたと思うが、私も研修をするようになって、夫のいうことが理解できるようになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年08月20日 23時29分15秒
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