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テーマ:小学生ママの日記(28709)
カテゴリ:子供
職業研修では、社長は怖いほど優しくて、心穏やかな日が続いている。雑用はすべて回ってくるが、私がするのは当然だと思っているからコピー取りや書類をシュレッダーにかける作業を指示されても苦にはならない。
昨日は4人分の所得税申告を「単純なやつだから一人でやってみなさい」と指示された。確かに書類は少ないが、その書類の中に、やはり1、2枚どうやって処理していいのかわからないものがある。特に「Bausparkasse」「Wohnungsbaupraemie」の扱いがわからない。どちらも住宅ローンに関係するものなので、日本でいえば住宅金融公庫のローンみたいな感じなんだろうと思うが、そもそも金融公庫にもなじみがないので、普通の銀行ローンとどこが違うのかわからない。税法上どういう利点があるのかも説明されてもなかなか理解できない。 学校では個人経営の人が機械を買った場合、その減価償却の仕方とか、投資減税とか、そういうことを重点的に習ったが、私の事務所ではお年寄りの顧客が多く、実際には年金や家賃収入で生活を立てている人がほとんど。年金も国民年金、企業年金、個人年金、恩給などいくつかに分かれるので複雑だ。 昨日まかされた顧客の一人は、老人ホームに入ったり出たりを繰り返しているようだった。弁護士が管財人になっているようで、いろいろな請求書が弁護士あてになっている。その弁護士が裁判所にその老人の面倒を見る報酬を請求している手紙のコピーがあった。私はその顧客にあったこともなければ背景も知らない。どういう事情がある人なのかを知らないと、所得税申告を代わりにするのは難しい。不明な点は書き出してあとで社長に確認することになるが、その都度その都度聞くことはできない状態。だから提出された書類と古い書類を見比べて、この人はこういう人なんだろうな、ということを想像しながら作業をしている。いろいろな人の人生が垣間見れて興味深い。 研修のほうは凪の状態なのだが、にこちゃんの学校が始まり、子育ては嵐の状態。 月曜日から水曜日までにこちゃんは修学旅行だった。水曜日の3時ごろに帰ってきた。修学旅行では毎晩その日にあったことを絵日記風に書くのが日課だった。最終日のことは家で書いてくるのが宿題になっていた。しかしソニアとハンスが来ていたので、彼らが帰ってからやらせようとしたが、疲れてできない、と文句を言った。最後まで書くことができず、ちょっとだけ書いて、寝てしまった。だから次の日の朝、6時ごろに起こして続きをやらせようとした。月曜日と火曜日に書いた「日記」をみたら、「月曜日:トリベルグに行った。バスに乗った。夕飯を食べた。そのあと遊んだ。その後寝た。」「火曜日:バスに乗った。フェルドベルグに行った。それからバスで戻った。それから夕飯を食べた。それから遊んだ。それから寝た。」としか書いてなかった。しかも殴り書きで誤字脱字だらけ。大文字小文字も適当だし、そもそも句読点がない。事前に、今回の日記はテストと同じで点数がつきます、と言われていた。さすがにこれではまずいと思ったので、もう一度書き直せと言ったら「いやだ」といって泣き喚いた。にこちゃんは興奮すると最近は必ず鼻血を出す。量が半端なくて血の海になる。とにかく勉強が大嫌いで、こちらが一緒に勉強をしようとやさしく誘導しても発狂するだけ。本当に手に負えない。半年後には進学先を決めないといけないのに、進学どころか落第したほうがいいのではないかと思うレベル。本人は落第させられたら登校拒否するという。とにかく勉強やピアノをやらせようとすると、抵抗の仕方が常軌を逸している。ここまでくると、薬の力に頼るのもやむなし、と私は思うのだが、夫は絶対に反対する。反対するなら、自分が面倒を見てみろ、と思う。 昨日仕事から帰ってきたら、にこちゃんはヨハネス君と自分の部屋で遊んでいた。夫は外出中だった。昨日は火曜日の振り替えでピアノがあったはず。親がいないときに友達を家に入れるなと何度も言っているのに、まったく守っていない。たぶん昨日は私がにこちゃんの予想より早く帰ってきてしまったのでヨハネス君と鉢合わせになったが、普段から私が帰る直前までこうやって遊んでいたのだろう。にこちゃんに問いただしたら、ピアノには行った、ピアノから帰ってきてから、ヨハネスが遊びに来た、パパに聞いたらうちで遊んでもいいと言った、と言った。帰宅した夫に聞いたら「僕は家にいなかった」と言った。絶対にするなという言いつけを守れなかったことと、うそを平気でつくことに腹が立った。夫は「ニコを信用することはできない。仕事を半日にすることはできないのか?」と私に聞いた。そんなことが可能ならとっくにしている。そもそも今週は夫が休みを取っているのに、なぜ家にいなかったのか?しかし夫は「週に3日も家をあけてにこを野放しにしているのはよくない」と私を非難する。私の敵は社長ではなく夫ではないかと思えてくる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年09月30日 13時20分55秒
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