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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2016年11月22日
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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:カテゴリ未分類
土曜日のドイツ語コースはC1レベルなのだが、ほかの人のドイツ語力(文法や作文力)はそれほど高いとは感じない。しかし圧倒的に会話力が違う。みんな若いからか、まだこちらにきて1-2年の人でもかなりペラペラ。一番若い人はロシアから1年半前に来た女性。彼女は23歳だけど、すでにドイツ人(ロシア系)と結婚している。彼女はLidl(ドイツの大手ディスカウントストア)で8か月働いたが、腰を痛めて退職したそうだ。重い商品を持ち運んでいたのが原因であることは明らかで、店側に交渉したが、店側は「因果関係がはっきりしない」といって、補償はまったくなかったと言っていた。
先日の授業のテーマは「ジョーク」についてだった。
先生が「定型的なドイツのジョークと言えば、やはりブロンディー(ブロンド女性)系ですね。」と言ったら、私を除く全員が「それは私の国でもそうです」と声をそろえた。フランス人のCさんは「以前はベルギー人を揶揄したジョークが多かったですが、最近はわかりません。北アフリカ出身者のフランス語の発音を揶揄するジョークもあります。」と言った。チュニジア人の女性が「ごめんね。私の国では日本人ジョークもあったわ。」と一言私に謝ってからジョークを披露した。「日本人カップルが人混みで離ればなれになってしまった。でも旦那は奥さんを二度と見つけることができなかった。なぜならみんな同じに見えるから、誰が自分の奥さんか見分けがつかない。」・・・・彼らにとってアジア人はみんな一緒の顔に見えるということなのか、日本人と特定しているのは何かほかに理由があるからなのか、よくわからなかった。「ジョーク」だからそこまで真剣に理由を聞くのも大人げないと思って聞かなかったが、ちょっとモヤモヤした。
先生がロシア女性に「あなたの国では?」と話しを振った。彼女は「特にないです」と言ったので「ロシアでは政治的なジョークを公で言えるの?」と聞いてみた。彼女は「なんでも言えますよ。ドイツと一緒です。」と言った。先生は「でもさすがにプーチンを笑いものにすることはできないでしょ?」と聞くと「できますよ。でもロシア人はみんなプーチンが好きだから、悪く言う人なんていません。私もプーチン大好きです。」と言った。びっくりした。

夜、恵子と電話をしたとき、この話をしたら「そうなんだよね。ロシア人にプーチンは絶大な人気があるみたいだね。」と言った。やっぱりそうなんだ。

恵子の大学では難民支援の一環で、難民の希望者に聴講を許可している。単位は取れないが、講義を聞くことができるそうだ。聴講希望者には学部生がボランティアで補助につく。恵子もそのボランティアに応募していて、アフガニスタン出身者の担当になったのだが、新学期前にメールを送っても何の返事もなく、結局その人は授業にこなかったそうだ。しかし今になって恵子にメールを送ってきて、講義に参加したいという意思表示をしてきたそうだ。恵子は英語でメールを送ったのだが、たどたどしいドイツ語でメールが返ってきたので、ドイツ語で返信したら、「意味が分からない」と書かれたそうだ。何語で会話をしていいのかわからないと悩んでいた。恵子の通っている大学の講義レベルはかなり高い。難民でも大学の講義を受けられるのは素晴らしいことだとは思うが、ドイツ語か英語がそこそこできなければ、講義を受けても意味がないような気がする。それでもこういう制度があることがすごいと思った。日本では難民が少ないということもあるけど、やはり日本語が壁になって、こういう制度は生まれにくいような気がする。

先週から私は葬儀屋さんの簿記をしている。葬儀屋さんが発行する請求書は2種類にわかれていて、一つは自分が行うサービスへの報酬で、これには消費税19パーセントがかかる。この売り上げに対しては客から徴収した消費税をそのまま税務署に支払う義務がある。しかしもう一つの請求書は消費税がかからない。例えば死亡広告とか葬儀用の花の用意とか医者の検死費用、死亡証明書発行費用、火葬費用、墓地管理費などにかかるお金で、葬儀屋は客から受け取った代金をそのまま市役所や火葬場や花屋に渡すだけ。火葬場に払う費用はだいたい500ユーロ弱で、火葬場からの請求代金をそのまま親族に請求している。しかし実は請求書は2枚になっていて、もう一枚はキックバック費用。100ユーロキックバックがもらえるので、葬儀屋が実際に火葬場に払う費用は400ユーロ弱。帳簿をつけながら、世の中はこういう仕組みになっているのか・・ということを勉強している。
火葬場とか骨壺とかそんなドイツ語にも初めてお目にかかった。
そういえば、先々週家賃収入の計算をしているときに、「Dunstabzugshaube」の請求書を単純に2つの家で半分づつに経費をわけて計算してしまった。社長に「どちらかの家に100パーセントつけろ」と言われ、なんでだろうと疑問に思い、単語を調べたら「換気フード」だった。いちいち単語を調べないと正確に簿記できないので、かなり面倒だ。
1月に中間試験がある。3択問題なので文章を書く必要がないのはうれしい。しかし問題文が正確に理解できるかどうか不安だ。





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最終更新日  2016年11月22日 07時21分56秒
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