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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
賢浩とスカイプで話した。
アメリカの学校でもPPAPが流行っていると言っていた。すごい影響力だ。 賢浩は「ドイツ国籍を取ったほうがいいってD(義姉)に言われた。」と言った。「なんで?」と聞いたら「だってドイツの大学に入るときに、EU市民でなかったら、学費が取られるようになるらしいから」ということだった。そんなニュース初耳だった。急いで調べたら、BW州の大臣がそのような提案をしているという記事があった。まだ提案の段階だし、実際にそうなるかどうかわからないから、そんな必要はないと話したら、義姉がでてきて、ドイツ国籍を取る重要性を滔々と語り始めた。ドイツに滞在していないから、今更、もう遅いと伝えたら、「賢浩はドイツで生まれ、ドイツで育ち、今もドイツ制度下の学校に通っているし、ドイツを離れて、まだ6ヶ月経っていないし、家族はドイツに住んでいるのだし、まだ未成年だから拒否されるはずがない。申し込んでみなさい。それが賢浩の将来のためになる。」と譲らない。必要ならクリスマス休みにドイツに帰す、と言われた。 私は「恵子が17歳の時にドイツ国籍のことを聞いてみたが、すでにスイスの大学に通っているので認められないと言われた。賢浩も認められるとは思えない。」と反論したが「やるだけやってみろ。」と半ば命令口調で言われた。「恵子は優秀だし、どこでも自力で道を切り開いていけるだろう。でも賢浩は違う。彼にはたくさんのサポートが必要だ。ドイツ国籍はサポートのひとつになる。」という理論だった。 「ドイツ国籍があってもなくても大学の合否には関係ない。」と言っても「今はそうかもしれないが、この先どうなるかわからない。トランプが大統領になる時代だ。ドイツだって自国民優先の政策に舵を切る時が来るかもしれない。私はイギリスに留学していたが、当時は香港籍(イギリス海外植民地)だったから、医学部に入るのにイギリス国民と同じ扱いではなく、外国人用の高額な学費を課された。ドイツだって近い将来外国人に対してそうならないとは言えない。」と自分の考えを譲らない。 賢浩がそうしたいと言うなら仕方ないが、本人はすでに「日本国籍を放棄したくないから、ドイツ国籍は取らない」と渡米前に決断したのに、またこの話をぶり返すのが「過干渉」だと感じた。しかし夫は「わかった。すぐに申し込みをする」と義姉に約束していた。私は「問い合わせたり資料を取りに行く暇は私にはないから」と夫に釘を差したら、「僕だって来週の金曜日まで時間がない」と言った。やはり私にやらせるつもりだったのか・・・。 義姉たちがものすごい時間とお金を賢浩に投資してくれていることは知っているし、感謝もしている。でも「賢浩にとってこうすることが一番いいことだから、あなたも協力しなさい」と言われるのは正直腹が立つ。本当に苦手だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月05日 06時00分16秒
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