|
テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日は祝日。ドイツ全土ではなく、カソリックが大多数を占める州(主に南ドイツ)だけが休み。
子どもたちは東方三賢者に扮し各戸を訪問し、歌を歌い寄付金を募る。彼らはSternsingerと言われている。にこちゃんも今年は4日間フルに参加している。今日が最後の日だが、1月に入ってから寒いし雪は降っているしで、毎日足元が濡れた状態で家に帰ってくる。それでもお菓子をたくさんもらえるので、喜んで参加している。 昨日事務所にもSternsingerが来た。 社長はカソリック教徒で息子さん達も小さい頃Sternsingerをしてたそうだ。 Sternsingerをする子はたいていお父さんお母さんが教会に深く関わっている。うちのようにキリスト教徒でもないのに参加しているケースはほぼない。近所のヨハネス君一家が教会に深く関わっていて、毎年Sterensingerをしませんか?とお声がかかる。Sternsigerに参加する子供が不足していて、人数を集めるのが大変らしい。私の住む街は人口1万2千人強だが、60人の子供で3-4人のグループを作って4日間かけて手分けをして回っても70%ぐらいしかカバーできないらしい。 本当に大量のお菓子がもらえるのだが、ある程度大きくなってくると、一日寒い中を歩き回り各戸で歌う見返りがお菓子だけではやる気にはならないのだろう。それでも親に命令されて強制的にやらされている子がほとんどで、自主的に参加したがるのは主に小さい子だけ。 ニコちゃんはクリスマスはエバンゲリシュの教会でKrippenspielに参加し、年明けはカソリック教会の行事であるSternsingerに参加している。私たちにとってはどちらも大して差はないが、周りから見たら節操がないようにみえるのだろうか? そういえば、クリスマスに賢浩と話をした時「こっちにはアドベンツカレンダーが売ってないんだよ。クラスメートはみんなドイツの親戚から送ってもらっていたよ。」と言った。商業主義のアメリカにアドベンツカレンダーがないことに驚いた。ドイツではチョコレートからグミ、化粧品、おもちゃに至るまで、ありとあらゆる種類のアドベンツカレンダーが10月頃から販売される。 この話をヨハネス君の両親にしたところ「アドベンツカレンダーはヨーロッパが発祥ですからね。孤児院経営者が子どもたちからいつも「あとクリスマスまで何日?」と聞かれるので、わかりやすいようにろうそくを24本並べて毎日1本づつろうそくをつけていくということをしたのが始まりなんですよ。24本は大変なので、4週間前から1週間に1本つけるという4本ろうそくが立っているアドベンツクランツを考え出したのはドイツ人なんですよ。」と教えてくれた。 今日で殆どの家はクリスマスツリーを片付け、もうどこにもクリスマス色は見当たらない。 年末年始のだらけた雰囲気も今日まで。 ニコちゃんも月曜日から学校が始まるし、私ももうすぐ中間試験。 「毎日試験問題を解く」という元旦にたてた勉強計画はすでに挫折している。 おとといニコちゃんの歯が抜けた。ニコちゃんは抜けた歯を小さい容器にいれ、枕の下においておいたのに、私はすっかり忘れていて、昨日家に帰ってきたら、ニコちゃんから「歯の妖精が来なかった。」と報告されて思い出した。「昨日の夜はきっとたくさん歯が抜けた子がいて、ニコちゃんの家に来る時間がなかったのかもしれないね。今日はきっと来てくれるんじゃない?」となぐさめた。 しかし、昨日も疲れていて、ソファーで寝落ちしてしまった。朝ニコちゃんの「今日もこなかった」という声で起こされた。今までこんな失態したことがない。ニコちゃんもなんでこないのか不思議がっていた。今日の夜こそは覚えておかないと・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年01月06日 22時41分54秒
コメント(0) | コメントを書く |