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テーマ:小学生ママの日記(28708)
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バレンタインデーはドイツでも恋人同士で花や香水を贈ったりするみたいだけど、日本みたいに「女性が男性にチョコをあげる日」という義務感はない。
私も特に何もしなかった。 その日は例の「当て逃げ未遂事件」でにこちゃんと出かけており、家に帰ってきたのは午後5時過ぎ。 家にいた夫が「ニコ、Jちゃん(クラスメートの女の子)から電話があったよ。」と伝えた。 Jちゃんはたまに宿題のことでにこちゃんに電話をかけてくる。にこちゃんが電話をしたら「遊びたかっただけ。でももう遅いから」と言われたそうだ。にこちゃんは「なんだ。がっかり。バレンタインデーだから告白されるかと期待していたのに。」と言った。 にこちゃんはEちゃんというクラスの女の子が好きなのだけど、バレンタインデーにクラスのみんなから「どうしてEちゃんにプレゼントをあげないのか?」とからかわれたらしい。「絶対言うなよ」と言ってヨハネス君にEちゃんのことが好きだと打ち明けたら、翌日にはクラスのみんなが知るところになったらしい。 本人は家に帰ってきてから「どうしよう。明日何か持っていたほうがいいかな?」と悩んでいた。小学生ってかわいいなーと思った。 この話をラインで同じく小4の子供を持つ大学の同級生に話したら「うちの息子はせっかく入念に身だしなみも整えて学校に行ったのに、誰からももらえなかったよ。今年は私の母からの1個だけ。かわいそー。最近は自分で買う「俺チョコ」っていうのもあるから、お年玉で買えば?って言ったら、すごく怒られた。」と返事が来た。「もてる男の子のお母さんはお返しを用意するのが大変みたいよ。うちはその点何もしなくていいから楽だけど、やっぱりちょっと複雑」とも言っていた。その話を聞いて「ドイツでよっかた」と心底思った。 恵子は木曜日に試験が終わり、金曜日の夜にうちに戻ってきた。 でも明日からまた新しいセメスターが始まり、今日の夜に友達をWGに呼んで試験の打ち上げパーティーをするので、昼過ぎに帰っていった。昨日は今日のパーティー用の食材をたくさん買い込んでいた。ドイツとスイスは物価が全然違うから、卵やバターでさえも買い込んでいた。 昨日は夜遅くまで日本に留学するための手続きをしていた。 それなのに今朝はにこちゃんが自分のおならをMP3に録音してそれを寝ている恵子の耳元で繰り返し聞かせるという拷問にあったらしい。「この家はひどい。」と憤慨していた。 昨日はせっかく恵子もいたので賢浩と話せたらいいなと思って連絡をしたら、「今Model UN中」とメッセージが返ってきた。模擬国連というのだろか、各学校ごとに国の代表に扮し、ディベートをするらしい。ワシントンで行われているので、賢浩たちにはとっては隣町に行くような感覚だが、世界のいろいろな国から高校生が参加しているらしい。そういえば日本に住む友人の子供も何年か前にニューヨークで開かれたModel UNに参加したと言っていた。恵子の通っていたギムナジウムもハーバードで行われた会議に参加していた。 賢浩は国際政治に興味があるわけではない。でも学校のクラブ活動としてMdel UNがあり、ディベート力を養うの最適だと義姉に所属させられた。 先週スカイプで話したときは「試験期間で忙しくて、誰もなにもしていない」と言っていた。 これが飛行機に乗って海外からわざわざ参加するというのであれば、もっとみんなの意識も高かったのだろう。賢浩のクラスメートたちは英語力にも自信がある。だから行けばどうにかなると思っているのかもしれない。どうにかなったのかどうかわからないけど、国際社会に対して高い問題意識を持っている同年代に触れて、賢浩も何か感じることがあればそれだけで彼にとっては十分な収穫だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年02月19日 23時52分13秒
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