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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2017年07月27日
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カテゴリ:職業再訓練
今日は長い1日だった。

朝5時に起床。
賢浩が今日フランクフルト空港からアメリカに戻るので、30kmほど離れた駅まで車で送っていった。そこから賢浩は電車を乗り継いでフランクフルト空港へ。まずレイキャビクに飛び、そこで旅行中の義姉夫婦と合流し、一緒の便でアメリカに戻る手筈。賢浩にはフランクフルトに着いたら連絡をするように伝えたのに、何の連絡もない。ちゃんと飛行機に乗れたのだろうか?

午前11時、ある税理士事務所で面接。

口頭試験が終わってから、ぼちぼち就職活動をしようかな、と職安の求人案内をネットで検索してみた。うちから半径20km以内で、なんとなくプロフィールにあいそうなところに応募したのが先週の木曜日。今週の火曜日にそのうちの1件から電話があった。そこは人材斡旋会社だった。翌水曜日に人材斡旋会社の担当者と面接。税理士事務所にかわって人を探しているとのことで、私のプロフィールがマッチするかどうかチェックされた。私は税理士事務所に勤める自信がなかったので「私のドイツ語で大丈夫でしょうか?」と確認した。「私としてはあなたからとてもいい印象を受けました。だから自信をもって税理士事務所にあなたの件をつなげようと思ってます。」と言ってくれた。
その日の午後に「税理士とアポが取れたので、明日の11時に税理士事務所に面接に行ってください」と連絡が来た。

私はものすごく緊張していた。ドアベルを押して中に入った。すると受付(?)の人が私の顔を見るなり日本語で「コンニーチハ!」と挨拶してくれた。私はまだ名乗ってもいないのに、私が何者で何の用事できたのかわかってくれていた。私が驚いていると「練習したのよ。」と話してくれた。その気遣いがすごく嬉しかった。

応接室に通された。
しばらくして税理士さんが中にはいってきた。
飲み物を勧めてくれたが、私は「いえ、結構です。緊張してますので・・・」と断った。
就職面接のマニュアルでは、飲み物を勧められたら断らないほうがいい、と書いてあることが多いが、私はいつも断っている。

どんなことを質問されるのかとドキドキしていたが、「何でこの職業を選んだのか」「今までどんなことをしてきたのか」「長所、短所」「5年後の自分はどうなっていると思うか」などの質問は全くなかった。税理士さんは私の緊張をほぐそうと事務所の歴史や自分がどういう経緯で税理士になったのかをまず話し始めた。
聞かれたことといえば、いつから始められるのか?給与はいくら希望か?週何時間働きたいか?など契約に関わることだった。
税理士さんは「あなたの成績はとても立派だ。外国語というハンデでやり通したということは、難しい仕事をやり遂げられる能力があると判断できる。人となりも、斡旋会社の担当から聞いていたとおりだ。問題は他の事務員とうまくやっていけるかという化学反応だ。」と言った。
今回の面接は、私が2年前に研修先を探していたときに受けた最初の面接を彷彿させた。その時も同じようなことを言われ、その場でポジティブな回答をもらっていた。しかし2週間後に理由もわからず反故された。
今回も土壇場で断れれる予感がした。

その後事務所内を一通り案内してくれた。11時に呼ばれたが、すでに12時を回っており、お昼に出かけた人や夏休み中の人などもいて、私が会ったのは8人ぐらいだが、全部で20人のスタッフがいるとのこと。「ここがキッチン。コーヒーやお水は事務所持ちだから、無料で勝手に飲んでいいんですよ」「ここが休憩する場所です」「ここがあなたが来た場合には座ってもらう机です」などなど、普通の職場では当たり前のことなのだろうが、いちいち感動してしまった。

最後に「あなたと組になるであろう人の意見も聞いてみるので、明日中に結果を報告します。」と言われた。

家に帰って来てから、人材斡旋会社の担当者に電話をした。
「いい印象しか受けませんでした。受け入れてもらえるかどうか、明日中に連絡いただけるそうです。」と報告した。彼女は「いい結果になるといいわね。Ich drücke die Daumen (幸運を祈るという意味の決まり文句)」と言った。

15時からは学校主催の職業訓練修了記念パーティーだった。

去年卒業したフルタイムの生徒も参加してくれた。私達と1年間一緒に勉強していた仲。
もともとはフルタイム5人、パートタイム8人の全部で13人のクラスだった。フルタイム、パートタイム、ともに一人づつ途中で辞めてしまった。完走できたのはフルタイム4人、パートタイム7人。そのうちフルタイム3人、パートタイム5人がそのまま研修先に雇われるという結果になった。かなりの就職率だと思う。みんな就職先が決まっていない私の心配をしてくれた。今日の午前中面接に行ってきたと話すと、みんな「ich drücke die Daumen」と言いながら親指を中にして手を握ってくれた。

パーティーから帰ってきてメールをチェックしたら、なんと税理士さんから「9月からぜひうちに来てください」というメールが入っていた。
信じられなかった。
条件も全て書いてあり、かなり長いメールだった。
飛び上がるほど嬉しかった。

しかし、こんなに短期間でトントン拍子に決まってしまうのが信じられない。それに一度あることは2度あるというから、どこかでまた「やっぱりごめんなさい」と言われそうな気がして怖い。
でもとりあえず8月はゆっくりしようと思う。







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最終更新日  2017年07月30日 16時05分56秒
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