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カテゴリ:職業再訓練
私はかなり小心者。小さいことにいつまでもウジウジとこだわるタイプ。
木曜日に税理士さんと面接した。同日の午後に内定のメールを受け取ったのだが、メールに気づいたのだが午後7時頃。 税理士さんは午後3時ぐらいに私にメールを送信していた。 長いメールの文末に「Zeitnah」に返事を聞きたい、と書かれてあった。 「Zeitnah」は「迅速に」という意味なのだが、具体的にどれぐらいの時間を想定して使っているのか感覚がよくわからない。午後3時に送信したら、できればその日の就業時間内に返事がもらえることを期待していたかもしれない。だから7時に気付いた時点で「しまった」と思った。 日本語ならすぐに返事できるが、ドイツ語は短い文でも1時間ぐらいかかってしまう。 その後恵子に添削してもらって、結局返事を送信したのが午後10時頃。 翌日の朝8時には「承諾してくれて本当にうれしいです。あなたには簿記と所得税申告の仕事をお願いするつもりでいます。これから雇用契約を作成にとりかかります。」という返事をもらった。 すごく嬉しかったのだが、自分が税理士さんに送ったメールを読み返してみたら、なんと私は税理士さんの名前を間違えて書いていたことに気付いた。なんたる失態!わりと長い名前なのだが、よく聞くような名前だった。でもちょっと違っていて、例えばPodolfskiという名前なのにfを見落としてPodolskiと書いてしまったような間違いをしてしまった。せかっくの話なのに、最悪の印象を与えてしまったことに落ち込んだ。 税理士さんとの面接の時、彼は私に「この仕事で求められることは正確かつ丁寧さです。知識とテクニックがなければ務まりません。イタリア人は陽気で明るく、すぐに周りに溶け込めますが、彼らの仕事ぶりはいい加減なことが多い。その点アジア人はコツコツ丁寧に仕事をしてくれるイメージです。」と言った。それなのに、早々とその期待を裏切る失態を犯してしまった。 名前を間違えてすみませんとメールを送るのも変だと思ったので、そのままにしてあるのだが、気になって気になって仕方がない。 税理士さんは「うちではスタッフ全員、一ヶ月に一度セミナーに参加してもらいます。費用は私が持ちます。知識を常にアップデートしなくてはこの仕事は務まりません。」「スッタフがここで働くことに喜びを感じてくれるようにするのも私の仕事です。スタッフの士気が上がれば、いい仕事に結びつく。いい仕事をすれば顧客が満足する。満足した顧客は私にお金を払ってくれる。」「あなたにいきなり「これを一人でやって」というような指示は出さないので、安心してください。」と言ってくれた。以前の研修先と比べたら、ここはパラダイスだと思った。 私はクラスメートに内定をもらったことを報告した。みんな「よかったね。おめでとう」と祝福してくれた。 「今度はいい職場だといいのだけど・・」とつぶやいたら、「あなたが以前いた場所よりひどいところはないから安心しなさい」とみんなから言われた。 クラスメートと話していて、本当に私は研修先に恵まれていなかったのだと改めて思った。 他の人はみんな多かれ少なかれ試験についてアドバイスをもらっていた。「研修先で予行演習をしてくれて、そのときに出された問題とまったく同じことを口頭試験で聞かれたわ」という人もいた。 税理士さんは面接時に「研修生が試験に落ちたとしたら、それは研修生の問題ではなく研修先の責任です。」と言っていた。 もう終わったことで、社長は今や私にとっては過去の人だけど、なんとなくスッキりしない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年07月30日 17時35分22秒
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