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昨日にこちゃんをチューリッヒ動物園に連れて行った。
以前日本に住む友達から「チューリッヒの動物園は自然に近い形で動物の生態が見られるように設計してある素晴らし動物園だって日本のテレビ番組で紹介されていたよ。」というメールをもらって以来、いつか行ってみたいなと思っていた。 ホームページで調べたら、駐車場の数が少ない、平日は最高6時間まで、と書いてあった。 動物園は朝9時から18時まで開園。 9時に行けば流石に駐車場はうまっていないだろうと考え、家を7時に出た。 初めて行く場所なのでNAVIを使ったのだが、そもそも普段使い慣れていないので設置の仕方がわからない。ドイツ国内はアウトバーンは無料だが、スイスでは年間使用料を払う必要がある。しかしスイスにはチューリッヒに年に2回程度行くだけ。高速を使わなくても行けるので、年間の高速使用料をケチって、いつも一般道路を利用している。でもNAVIは高速での行き方を表示するので、ややこしい。2ヶ月前に賢浩を迎えにチューリッヒ空港に行った時は、Schaffhausenの町中のスピードガンにひっかかってスイスから速度オーバーの罰金請求書が送られてきた。 初めてのところに行くのはいつも緊張するが、それが都会だとなおさら。道が混んでいるし、複雑なので、どっちの車線を走っていいのか、どこで曲がればいいのか、すごく迷う。 「ZOO」の看板が見えてきたときにはホッとした。 結局到着したのは9時半頃なのだが、駐車場はガラガラ。 入場券売り場の前にも誰も並んでいない。 スイスではすでに新学期が始まっていたからだ。 園内にはいって、にこちゃんは真っ先に「ワニが見たい」と言った。ちょうど入口近くに熱帯館があったのでにこちゃんに「先にはいってみていていいよ。ママはお手洗いに行ってくるね。」と言ったら「ママ、見て、あそこに猫がいるよ。かわいいねー。僕、ママがお手洗いに行っている間、猫と遊んでいるよ。」と言われた。なんだかものすごくがっかりした。 にこちゃんのお目当ての「ワニ」だが、小さめのワニが一匹だけだった。カエルの種類は充実していた。 10時からアシカの餌やりの時間。アシカの前に行っても人がまばら。今まで行った動物園では曲芸を見せながら餌を上げていたが、ここでは単に係の人が一匹づつに魚をあげるだけ。アシカは何の芸もしない。ペンギンの餌やりの時間も同じく、係の人が一匹づつに魚を上げるだけ。特に珍しい光景でも何でもなかった。 この動物園の現在の一番の人気者はぞうの赤ちゃん。ぞうのパビリオンはかなり立派だった。その横に現在サバンナゾーンを建設中で、キリンやサイなどのアフリカの動物は今はいなかった。 ラクダがたくさんいて、3スイスフランでラクダに乗れるそうだが、水曜日と週末だけらしく、昨日はできなかった。 小動物とのふれあい広場のようなコーナーもあるのだが、動物にあげる餌の自動販売機がポニー用のは壊れていて、ヤギ用のは「ヤギはもうお腹いっぱいですから、今日の販売は中止です」と看板がたててあった。にこちゃんは「モルモットをだっこしたい」「ポニーに乗りたい」と言っていたのだが、両方かなわなかった。モルモットは柵越しにみるだけだったが、4匹赤ちゃんがいて、体長が10cmぐらいで本当にかわいかった。 ブタの小屋にもこぶたがたくさんいて、本当に可愛らしかった。 にこちゃんが一番喜んだのが猫とモルモットとブタを見たときだった。何のためにここまで来たのかと少し虚しくなった。 熱帯雨林館もあった。中は湿度が高く不快指数MAX。昨日はものすごく暑い日だった。でも熱帯雨林館は外の日差しよりも不快だった。にこちゃんは「こんなところには住めない」と言っていたが、私はなんとなく日本の夏を思い出した。 熱帯雨林館の中にはいろいろな動物が住んでいるようなのだが、なかなか見つけるのが難しい。それでもカメレオン2匹とたくさんのトカゲを間近でみることができた。 一つ一つの展示が離れているので、かなり歩かなければならない。炎天下の中歩くのはきつい。日陰で休憩しながら見ていたら、6時間近く立ってしまった。それで一度外に出て駐車場に戻り2時間分(1時間0.50スイスフラン)の延長料金を払い、また動物園に再入場した。 熱帯館では、珍しい昆虫の説明が行われていた。葉っぱや枝の形をした昆虫を展示して係員が説明してくれた。しかしスイスドイツ語。ドイツ語に近いのだけど、どちらかと言うとイタリア語を聞いているような感覚。にこちゃんに「今の説明分かった?」と聞いたら「もちろん」と答えていたが、本当だろうか? 熱帯館を出たら外が曇っていた。あんなにカンカン照りだったのが信じられないぐらいだった。 そのうち激しい雨が降ってきた。 サルのパビリオンで雨宿りをして、少し小ぶりになってきたので、帰ることにした。 現在オーストラリア館とサバンナ(アフリカ)パークが工事中だった。サバンナ館は2020年オープンの予定。そうしたらもっと充実すると思うのだが、世界で一番良い環境で動物を飼育している動物園というキャッチフレーズはちょっといいすぎかな?と思った。いろいろな動物園に行ったけど、私のベスト3にははいらなかった。 あとスイスなので、やはり入場料が高い。 大人26フラン、子供13フラン。ユーロに換算すれば、約35ユーロ。 例えばStuttgartの動物園なら大人16ユーロ、子供8ユーロで計24ユーロ。 週末に行けばもっと色々なプログラムがあって、楽しかったかもしれない。でもその分すごく混むし駐車場を探すのも難しいだろう。動物園は行き止まりにあって、もしそこで駐車する場所を見つけられなかったら、Uターンして何Kmも戻って探さないといけない。道路の混雑も激しいと容易に想像できる。そう考えると特別な催しは何もなかったけど、空いていたので、ラッキーだったと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年08月25日 16時49分32秒
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