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テーマ:海外生活(7774)
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今週も駆け抜けた感じ。
月曜日は会社に稲荷寿司、巻き寿司のほか日本のスナック菓子を持っていった。 抹茶味とかあんこものは好みが分かれそうなので、無難なものにしたが、スナックの中で一番人気は歌舞伎揚げだった。稲荷寿司も巻き寿司もあっという間になくなった。ホッとした。 木曜日は仮装して事務所に行った。Gさんからヒッピーの衣装を借りた。同室のKさんとNさんと偶然にも同じ衣装。私は黒髪の長髪のかつらをかぶっていった。私の中でヒッピーはオノヨウコさんのイメージ。ヒッピーぽいかな、と思ったのだが、子供からは「魔女みたい」と言われた。KさんとNさんには「ポカホンタスみたい」と言われた。「Es tut mir leid,ポカホンタス~」とKさんが歌いだした。ドイツではそういう替え歌があるらしい。 お昼はみんなでピザをとり、ゼクトで乾杯した。社長の格好は長髪のかつらに、付け髭、サングラス、ピンクのフリル付きのシャツに、ド派手な花がらのベルボトム。すごく楽しかった。 職場は楽しいのだけど、家ではニコちゃんがあれこれやらかしてくれて、神経がすり減る。月曜日は保護者会があった。教室の黒板に次のテストの予定が書いてあった。ニコちゃんはそんなこと家ではなんにも言わない。もちろんテスト勉強もしない。勉強しなさいと言うと切れられるし、ほっといたら留年か転校しないといけなくなるのは目に見えている。本人は転校なんかしない、薬なんか飲まない、と叫ぶ。本当に頭が痛い。 今日久々に恵子とスカイプをした。 日本とは時差が8時間もあるので、なかなかタイミングが合わない。 今日は恵子から「今話せる?」と珍しく連絡があった。日本は深夜なのにまだ起きているのかとびっくりした。 恵子は留学生仲間4人で、ある大会に出て、予選を通過したので、3月に中米で行われる本大会に出場する権利を得た。しかし、旅費や滞在費は自費。4人のうちの一人が中米出身で彼は「僕の家にとまってもいいよ」と言ってくれたので、とりあえずホテル代を浮かすことはできるのだが、飛行機代は自分たちで負担しないといけない。そこで大学に支援を掛け合った。4人中恵子を含む3人が2月で日本での留学期間を終える。大学側は「大会後、引き続き当大学に在籍する学生にしか支援できない」といい、一人だけが大学から飛行機代を支給されることになった。当初は受給できる学生(欧州出身)が「このお金をみんなで4等分しよう」と言ってくれていたのだが、「やっぱりこれは僕がもらったお金だから僕が使う」といい出した。4人のうち南米出身の留学生は「僕は中米までの航空券を買う余裕がないから大会には出場できない」と言った。でも南米君が大学に支援を掛けあったから、欧州くんは飛行機代を大学からゲットできたという事実もある。 「大学から援助がもらえたのが一人だけ」「事務的手続きを引き受けてくれていた学生が金銭的に大会に出場できない」という事実によりチームワークにヒビが入ってしまったらしい。恵子は中米に行くことをすごく楽しみにしていたのだが「チームの人間関係が悪化して、このままなら参加したくない」という状態になったらしい。一番骨を折ってくれた南米君が参加しないのはおかしいという空気になり、欧州君が「僕達3人(恵子、中米君、欧州君)で南米君の航空券代を負担しよう」と妥協案を出してきたそうだ。しかし、恵子と中米君は自分の飛行機代を丸々負担するのに、南米君の飛行機代まではさすがに出せない。南米君も「恵子と中米君に負担させるぐらいなら絶対に行かない」といい、最終的に欧州君が自分に支給されたお金を南米君と折半するという方向で話し合いを重ねているそうだ。 理系の学生は本当に実験実験の毎日で、バイトしている余裕なんてない。 でも大学からの支援というのは、元をたどれば税金のはず。恵子たちのチームは日本の大学の名前で参加しているが、大会前に留学期間が終わった学生に大学が航空運賃を支援できないというのは当然の判断。 恵子の話を聞いて、世の中には自分が想像したこともなかった問題がたくさんあるのだなーと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年02月10日 05時46分56秒
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