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テーマ:小学生ママの日記(28707)
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水曜日から「リタリン」と似た薬を服用し始めたニコちゃん。
効果は4時間程度しか持続しないそうで、朝飲んでも、私が仕事から帰ってくる前にその効果は切れているので、私には違いが全くわからない状態だった。 来週数学と英語の試験がある。勉強をさせようと思っても「あとで」と言って、全くしない。ピアノの練習も「ママがいないときにした」と言って、「1回だけでいいからママと一緒に弾こう」と言っても固くないに拒否される。何度も言うと逆切れされる。昨日もそうだった。結局はこちらも「それなら、勝手にしろ。」とそれ以上働きかけることを諦めてしまう。 今朝は彼との交渉から始めた。 「今度テストがあるんだよね?ニコちゃんが頑張りたいならママは応援するけど、喚き声は聞きたくないから強要はしない。ママからの提案は、朝食の後、薬を飲んで、薬がきいている間の4時間ママと勉強する。学校にみたいに45分勉強したら15分休憩を入れよう。午後は好きに過ごしていいよ。WiFiもONにしてあげる。」と伝えた。夫はすでに昨日ニコちゃんと「来週の試験を頑張ろう。結果はどうであれ、金曜日に一緒に映画を見に行こうね。」と約束していた。 ニコちゃんは「15分の休憩にはPCでゲームをさせて欲しい。それから今日と明日頑張ったらお小遣いがほしい」と言った。私は「5ユーロでどう?」と言ったら「6ユーロ」と言われたので、それで手を打った。まったく勉強してもらうのにいちいち交渉しないといけないので疲れるが他に方法がない。 薬を飲んで、一緒に勉強開始。 1時間めは数学。基本問題をやらせた。集中力がいつもよりあるとは感じなかった。それでも予定していた問題を全部終えたので、5分早く勉強を終わらせ、その分余計にゲームをさせてあげた。 時間通りに2時間目。また数学。あいかわらず字も汚いし、問題もよく読まないし、薬はきいているのだろうか?と疑問に感じたが、私が終りというまで机に座って問題を解いているということ自体が薬の効果だったのかもしれないし、その辺の違いはよくわからなかった。 私が用意した問題は40分でやり終えたので、またその分余計にゲームをさせてあげた。 3時間目は英語。単語を書き写させた。コツコツとやる作業は相変わらず苦手で文句を言い始めた。 そのうち「頭が痛い」と言い出した。「学校でもそんなことあった?」と聞いたら、「うん、昨日も一昨日も頭が痛かった。」と言った。「さっきから痛かったの?」と聞いたら、「今急に痛くなった。」と言った。「ママ、暑いよ。僕の手のひらを触ってみて」と言うので、触ったらすごい手汗だった。「喉が渇いた。たぶん、お昼ごはんを食べていないから気分が悪くなったと思う。この授業が終わったら、僕がゲームをしている間にママがお昼ごはんを作って、食べた後に、4時間目の勉強をしようよ。」とニコちゃんから提案してきた。本当に具合が悪そうで心配になった。「ママ、心臓を触ってみて。」と言ったでの触ったら、すごくドキドキしていた。座っているだけでこんなに動悸が激しくなっていることに驚いた。 ニコちゃんの提案通り、お昼ごはんのあとに最後の授業を始めた。 頭が痛いのは治ったと言った。4時間目は調子が良さそうだった。薬を飲んでから4時間以上経過していたが、3時間目に具合が悪くなったことを除けば、変化は余り感じなかった。穴埋め式の簡単な問題しか出さなかったので、キレることもなかった。そのあと15分オンラインゲームで遊んで、15分ピアノのレッスンをして、更に1時間のオンラインゲーム。結局今日1日で2時間以上オンラインゲームができたので本人は満足したようだ。 今日は私もニコちゃんもお互いに怒鳴ること無く夕方までは仲良く過ごせた。 ニコちゃんの場合、「勉強する」「片付ける」「ピアノの練習をする」「歯を丁寧に磨く」「時間割を揃える」というようなことがものすごく負担になり、「やりなさい」というとキレる。また「ゲームをしたい」「YouTubeをみたい」「友達と遊びたい」という欲求が強く、かなわないとキレる。自分の要求が叶えられている限りは機嫌がいい。今日は彼の要求もできる範囲で聞いたので、いろいろとうまくいったのだと思う。だから薬の力がどこまであったのかはわからない。ただ一緒に過ごしてわかったのは、やはり副作用はあるということ。効果も不確かで、負担だけがあるのであれば、服用をやめて、余り勉強しなくてもついていけるような学校に転校するほうがいいような気もしている。しかし本人は転校を望んでいない。いろいろと悩ましい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年02月25日 01時55分37秒
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