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テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:子供
今週は毎日朝8時から夕方6時まで昼休みを取らずに働いたが自分が思ったほどは仕事がはかどらなかった。
5月25日からEUで個人情報保護規則が施行される。我が事務所では顧客とのやりとりは手紙で郵送するかお互いのメールに鍵をかけるかパスワードをつけた添付資料にしなくてはならなくなった。そのためクライアントにその旨を伝えるためのメールまたは手紙を書かなくてはならず、普通なら10分で書けるようなメールも私は1時間以上かかってしまう。例えば「XXの請求書がないので送ってください」とか「XX証明書を送ってください」とか「X月の売上税納税額はXXユーロです」とかそんな簡単な内容さえ普通のメールでやり取りしてはいけないと注意された。一番手っ取り早いのは電話で伝えることだが、私は電話も苦手。ドイツ語ができないと本当に役に立たない。 その上私にはこの情報保護法のシリアスさがよく理解できていない。 私達の事務所のホームページには今まで社長を始め事務員全員の写真とその横に名前と直通電話番号とメールアドレスも記されていたが個人情報になるので全部消したといっていた。ホームページにコンタクト欄があったがそれも消したといっていた。そこまですることなの?とびっくりする。個人情報を扱うからには管理を徹底しなくてはいけないことはわかるが、余計な仕事が増えただけな気がする。 本当に忙しい1週間だった。 月曜日にニコの担任からものすごい長いメールが来た。 内容はもろに個人情報だけど、個人間のやり取りだからいいのだろうか? ニコに付添人の要望を出すに当たり、担任2人からの意見だけでは弱いので、いろいろな関係者から証言を集めたい、ついては関係者の連絡先と直接ニコの情報を得ることへの許可を署名で欲しいという内容だった。その他いろいろな機関の連絡先が記されていた。ニコのために何ができるかとすごく親身なってくださっていて本当にありがたい。 ニコにはL君という友だちがいる。L君とは4年生まで同じクラスで仲良しだったがその後L君はレアルシューレに行ったのでそれほど遊ばなくなってしまった。しかし5月に入って地元の屋外プールが開いてからは毎週末一緒にプールに行っている。だから最近は「L君と同じクラスになれるなら、レアルシューレに転校してもいい」とまで言っている。しかしレアルシューレに今のニコの担任のように親身になってくれる先生がいるかどうかはわからない。そもそも知っている先生が一人もいないし、学校の様子が全然わからない。ニコちゃんに聞くと「L君とは学校の話はしたことないからレアルシューレの様子はわからない。」との返事だった。 恵子は1週間前に帰ってきたがほとんど会っていない。朝は私は恵子が起きる前に出かけてしまうし、夕方帰ってくると夕飯の支度をしていてくれているが、その後はほぼ毎日のように自分の部屋で賢浩と長々とスカイプをしていた。来週賢浩がAbiturの口頭試験があり、歴史のプレゼンテーションをしないといけないそうで、その手伝いをしてあげていたからだ。月曜日から家をあけていた夫が木曜日の夜に恵子の大好物(海老、魚)をたくさん買って帰ってきたのに「ごめん、言うの忘れてた。明日から友達の家に行く。日曜日に帰ってくる。」といって翌朝早く出かけてしまった。何だがそういう態度を見ているとイライラしてくる。 賢浩は昨日成績表をもらった。15点満点中数学、音楽、スポーツは15点。化学、生物、物理の成績もとても良かった。一番悪かったのはアメリカ史で5点。歴史とは別にアメリカ史も必修。口頭試験の際に「自分では何点だと思う?」と先生に聞かれたそうで冗談で「15点」と答えたら、「惜しい!1が余計だ。」と言われたらしい。理系がすべて良かったのは義兄が家庭教師をしてくれたおかげだ。本当にアメリカに行ってよかったと思う。学校だけではなく、生活環境が変わったのも大きかったのだろう。義姉の読みが当たっていたということだ。 2-3年前までの賢浩の生活態度は本当にひどいもので、まさかここまで成績が伸びるとは全く想像していなかった。だからもしかしてニコちゃんもどこかの段階で変わってくれるかも・・という期待を持ってしまう。そのためにはなにか劇的な変化が必要だと思うのだが、なかなかいい選択肢が見つからない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年05月20日 15時53分41秒
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