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カテゴリ:服用
ニコちゃんは1週間ほど前からMedikinet10mgという薬を服用している。
2月に1週間弱1日1錠服用したが、気分がすぐれない、心臓が痛い、頭が痛いなどの「副作用」を訴えたので服用を中止した経緯がある。 この薬はメチルフェニデート塩酸塩で、集中力を高めるのに効果があるとされている。 今回は一日半錠からスタート。 薬を飲むと明らかに変化が見られた。 今まではわからない問題にぶち当たるとパニックになり、間違えを指摘すると怒り出すなど、手に負えない状態だったが、薬を飲むと、興奮状態になることがなくなり、スムーズに勉強を教えることができる。しかし効果は長時間は持続しない。4日めからは半錠を3時間毎に2回、7日目からは半錠を3時間毎に3回服用するスケジュールが組み立てられていた。しかし平日の昼間は私は家にいないので、薬を飲むようにメモを残しても、どうしても飲み忘れてしまう。飲むと激しい動悸がするそうで、本人も自らは飲みたがらないので、1日複数回服用させるのは難しい。 9月10日から新学期が始まるのだが、徐々に薬の量を増やしていって、新学期までに1日3回1錠づつ服用させるというスケジュールには間に合いそうにない。 効果は見て取れるのだが、心臓が痛いと言われてしまうので、なかなか強要もできない。 学校選びは未だに進展していない。一番いいのはRealschuleの6年生に編入することなのだが、地元のRealschuleの6年生に空きがない。 私も心療科医もRealschuleの5年生からやり直すことに賛成なのだが、本人の強い抵抗で話が進まない。夫も「本人の意思を尊重すべきだ」と勝手なときだけ口を出す。勉強が嫌いなのになぜギムナジウムに固執するのかと聞くと「6年生に進級と成績表に書いてある。だからそのチャンスを活かしたい」というのだ。6年生になったら心を入れ替えて勉強するのだそうだ。それなら夏休みの間に5年生の復習をしなさいというと「夏休みなのになんで勉強をしないといけないのか?」と言う。「5年生の勉強が理解できていないまま6年生に進級しても授業を理解できるとは思わない。いずれギムナジウムから出て行けと言われるのがオチ。その時になってあわててもRealschuleは一杯で替わる先がないかもしれない。」と説明しても「やってみないとわからない」と言う。今のままでは確実に落ちこぼれる。というか、すでに落ちこぼれているのに、この先どうやってクラスについていこうとするのかわからない。 夫も夫で「僕は忍耐力がないからニコを教えることはできない」と言うくせに、「ニコの問題点は集中力だけ。薬を飲み始めたのだから授業にもついていけるだろう」と楽観的。「自分は教えることをギブアップしているのにその根拠はどこから来るのか?」と聞くと、「昨日僕が教えようとしたときは、すでに薬の効き目が切れ始めていたから、できなかっただけ。」と答えた。ニコが必ず薬を飲むとは限らない。学校で薬をきちんと飲んでいるかいないか確かめる術がないということがわからないのだろうか? 夫はニコチャンの学校ごとにはほとんどノータッチなのに、「本人の意思を尊重しろ」とギムナジウム一択を押し付けてくる。私も恵子も賢浩もニコちゃんの勉強レベルを把握している人はだれもニコちゃんにギムナジウムを勧めない。 先週ようやく学校庁の人と連絡が取れた。現状を話したところ、Realschuleの担当者に伝えると約束してもらった。やはり地元の6年生はかなり大人数のクラスでこれ以上生徒を増やせないという現状らしい。しかし公立校なので、原則は地元の学校が受け入れないといけないはずだ。できれば6年生をもう一クラス増やしてほしい。教師不足により授業がしょっちゅう休講になっている現状で、それは難しいことだと理解しているが、そうなってくれればいいなーと一縷の望みにかけている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年09月02日 23時50分00秒
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