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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:子供
もう10月なんて信じられないし、すでに1週間たってしまったことも信じられないほど、1日1日過ぎるのが早い。
運転免許の実技試験のため恵子がスイスから戻ってきた。 火曜日に試験があったのだが、実は今回が2回目。前回は落ちてしまった。実技テストは試験官にも左右されるし、その時の道路事情の運不運もあるそうだが、2回目こそは受かる気でいたので相当ショックを受けていた。帰ってきてからずっと部屋にこもって泣いていたようだ。 今回の試験では、アウトバーンを走らされたと言っていた。前に大型トラックが走っていたので車線変更して追い抜こうとした。しかし車線変更したとたん試験官が「次の出口から降りて」といったそうだ。しかし出口はすぐそこ。目一杯アクセルを踏んで車線変更したが、ぎりぎり過ぎて「危険行為」とみなされ試験に落ちてしまった。運転免許試験で高速道路を走らされるなんて、恵子も想定していなかったんだと思う。もし普通に試験で走らされることなら、恵子の教習の先生があらかじめそういう時の対処法を教えておくべきだったのではないかと思った。 実技試験に落ちると、さらに何時間か練習をしてからでないと試験が受けられない。試験は2週間に1度火曜日に行われるらしい。先生は日曜日は練習をしないので、恵子はなかなか時間が取れない。今回の試験の前も1時間の教習訓練のために、わざわざスイスから往復4時間使って戻ってくるということを繰り返していた。本当にお金と時間の負担も大きく、そのうえ2回も落ちたという精神的ダメージも甚大。 恵子の新しいスイスのWGは広いことだけが取り柄で、市内の外れで交通の便があまりよくないし、何よりも古くて汚いというのが問題。ルームメートは同じ大学の男子学生なのだが、その子がベランダで「カナビス(大麻)」を育てていると聞いてびっくりした。スイスでは個人的に栽培するのは合法なのだそうだ。できれば別のWGに移ってほしいけどそう簡単には見つからないし、だからこそ恵子もそこで妥協した。それにあと1年のつもりだから、今更また引っ越すのも面倒だと思っているようだ。 賢浩は1週目のショックから立ち直り、学生生活を謳歌しているようだ。 今週はオリエンテーションがあり、その後「クナイプ(居酒屋)ツアー」に参加し、町のあちこちのバーにみんなでいったそうだ。また大学主催の歓迎会があり、朝5時まで飲んだと言っていた。翌日は起きれなくて、講義に行けなかったとのこと。この前までの危機感はどこに行ってしまったのか? クラスメートは自宅から車で通学している人が多いようで、わざわざ遠い街からなぜこの大学に来たのか?とよく質問されるらしい。 今週末はアメリカのギムナジウムの同級生が遊びに来てきくれたとそうだ。 先週までは「勉強しないとついていけない。どうしよう・・・」とメソメソしていたのに、今週はもうパーティー三昧の日々に戻っている。楽しむのは結構だけど、卒業はして欲しいと思う。 にこちゃんは特に変化があるわけではないのだけど、以前に比べて科目数、授業数が少なくなり、基本的に一度習ったことばかりなわけで、宿題も簡単でストレスが少ない。私もネットでその日の授業や宿題、次回のテストなどを確認できるので、にこちゃんへの小言が劇的に減った。 火曜日に初めての英単語テストがあった。結果は1.4。平均は2.7だから、かなりいい成績だった。先生も「Great」「Super」と書き込んでくれていた。にこちゃんが先生からそんなコメントをもらえるなんて何年ぶりだろう。 間違えたところは「えっ、そんなことを減点されるの?」というようなミスだった。 It's や I don't などを筆記体で書くとき、私はItsやdontと続けて書いてから ' をうつ。しかし学校ではIt と's の間、donと 'tの間にスペースがないとだめだと教えているらしい。にこちゃんは私と同じようにすべて続けて書いて、最後にアポストロフィーを書き込んでいたので、減点されていた。ギムナジウムの時はそのことを注意されたことはなかったし、減点もされなかったので、そんなことを気にしたこともなかった。にこちゃんに聞いたら「先生は離して書いている」と言っていた。そうならそう従うべきなのだろう。もしかして先生は授業中きちんと「アポストロフィーは離して書きましょう」と説明したのかもしれない。それをにこちゃんは聞いていなかったのだろう。あいかわらずだなーと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年10月07日 14時56分16秒
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