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テーマ:海外生活(7772)
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我が家に日本からのお客様が10日間ほど滞在することになった。
A君のお父さんが経営する会社はドイツにあるB社の上得意先。 A君が研修でB社にくるという話になり、B社社長は特別なおもてなしをしたいと考えたようだ。 フルタイムで仕事をしているので時間的余裕がなくて引き受けられないとお断りしたが、朝食、夕食の用意と寝る場所の提供、そして話し相手になってくれるだけでいい、とお願いされ、A君本人が望むのであれば引き受ける、と了解した。 しかし、日本人宅にホームステイはやはりA君が望んだことではなく、B社長のアイデアだったようだ。A君は「B社長から、君のホームステイ先を見つけたから、とメールが来て驚いた。」と話していた。 月曜日、午後5時半に連れてくるという話だったのに結局うちに来たのは1時間遅れ。何の連絡もなかった。 事前に朝8時にピックアップ、午後5時半にうちに連れてくる、ということで合意していた。 それなのに、「明日は8時10分ごろに迎えに来ます」と言われた。私は普段より30分遅く出勤し、1時間早く帰宅することで社長に許可を取っていた。「8時10分に迎えでは私は8時半からの仕事に遅れてしまう。もっと早く迎えに来てほしい」と訴えた。「うーん。そうするといろいろな計画を立て直さなくては・・」とぶつぶつ言っていたが、8時に迎えに来ることで合意。初日のやり取りでかなり不信感が生まれた。 火曜日はもともとにこちゃんの心療内科の予約があり、5時半に家に帰るのはできないので、4時半に私がA君を迎えに行って一緒に心療内科に連れていくか、診察後6時半ごろにA君を迎えに行く、と打診したところ、B社長から「私がA君を6時半にお宅に連れていく」と言われた。 診察後買い物をして急いで家に帰り夕飯の支度を始めた。 6時半になっても帰ってこない。 7時ごろ電話があって、「食べて帰りますがいいですね?」と言われた。 そういうことはもっと早くいってくれーと思った。 水曜日は朝迎えに来た時B社長に「今週は会社の人たちがA君をいろいろと連れていくことになると思う。」と言われた。「もちろん構いませんが事前にお知らせいただけたら・・」と言ったら、その場で決まるので事前に知らせるのは難しいと言われた。 水曜日はA君とニコと私でレストランに行きましょうという話を初日にしていた。 だからにこちゃんが「今日はレストランに行くんだよね。」と喜んでいたのだが、A君は6時になっても帰ってこず、電話もなかったので、私とにこちゃんで簡単に家であるもので夕飯を済ませた。にこちゃんはレストランに行きたがったが、何時に帰ってくるのかわからないのに家を空けるわけにはいかなかった。7時半ごろに同僚に連れられてA君が帰ってきたのだが、ビールを飲んだだけでご飯は食べてないと言われた。慌てて夕飯を用意した。 木曜日は朝迎えに来た時「今日は5時半にお連れします」と言われたので、仕事の後買い物をして急いで夕飯の支度をした。すると5時すぎにもう帰ってきた。B社長に「私のメールを読みましたか?」と聞かれた。そんな時間あるわけがない。読んでいませんというと、「今日、A君は会社の同僚にバーベキューに誘われました。7時から8時の間に迎えに来るそうです。」と言われた。 「えっ?午後7時か8時に迎えに来るんですか?それからバーベキューって言ったら、何時ごろ帰ってくるんですか?」と聞いたら「それはわたしにはわかりません。遅くなるかもしれません。鍵を渡しておくことはできませんか?」と言われた。それならなぜ最初からホテルに泊まらせないんだと怒りがわいてきた。 「今後のスケジュールを教えてほしい」と伝えると「明日は会社の人たちがボーリングに連れていくそうですので夕飯の支度はいりません。帰りは遅くなるかもしれません。土曜日も日曜日も私が観光に連れて行くので朝迎えに来ます。朝食の用意だけお願いします。」と言われた。 私はゲストのために毎朝5時半に起きてパン屋に焼き立てのパンを買いに行っている。いろいろな種類のパン、ハムやチーズ、ヨーグルト、ペースト、と広範囲に用意しているのだが、彼はあまり食べない。せっかく来てもらっているのだから精一杯のおもてなしをしようと思っていたが、だんだん心が折れてきた。 こんなに毎日あちこちに連れまわすのならホテルに泊めてあげたほうがよかったのではないかと心底思う。そもそもB社の近くには2-3年前に開業したばかりの立派なホテルがあるのに・・・ 月曜日にA君がうちに来た時、A君に「この家のWi‐Fiのパスワードを教えてください。と言われた。 私は夫から「ゲストにWi-Fiを使わせるな」と言われていた。夫に電話をしたが通じなかった。それで賢浩に電話をして事情を話した。賢浩は「使わせてあげなよ。」と言ってパスワードを教えてくれた。 その事実を知らない夫から「パスワードは教えるな。1日早く家に帰るようにしてゲストもWiFiが使える環境を作るからそれまで待って」とメールが来た。 賢浩に相談したら「僕から話しておく」と言ってくれた。その後夫から怒涛の怒りのメッセージが届いた。 会社でこの話をしたらNさんに「私なら絶対にパスワードを教えない。4月にあった情報保護セミナーをあなたも受けたでしょ?ちゃんと聞いてなかった?」と言われてしまった。本人にハッキングの意思がなくても知らず知らずに変なサイトに入ってしまってシステムが破壊されることもあるからたとえ親であっても私はうちのWiFiパスワードは教えない、とNさんに言われた。 しかし今やLineやWhatsAppは欠かせない情報伝達ツールで、特に海外にいるときはWiFiがないと難しいと思う。 A君に非は全くない(むしろ被害者?)のだけど、見ず知らずの人間を自宅に泊めることを引き受けたことを今更後悔している。B社長の意図がわからない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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