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テーマ:海外生活(7773)
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あっという間に12月。今年も1年たつのが早かった。
昨日社長主催のクリスマス会があった。 去年とはかなり違うメンバー。 今年は7人が退職し5人が加入した。 職場の雰囲気もすごく変わった。 昨日は2名が欠席した。 一人は風邪でだが、もう一人は当日事務所で社長と口論したらしく、それが理由で急遽欠席すると言い出したらしい。なんだかびっくりした。 私は簿記のほか会社の年次決算もやらせてもらえるようになった。年次決算や税金申告は社長が最終チェックをする。社長から「申告書をチェックしたから社長室まで来て」と呼び出し電話がかかってくる。社長から「あなたの国のカルチャーなのだろうが、ものすごく遠慮がちに部屋にはいってくるよね。もっと堂々と部屋に入ってきていいんだよ。もちろんノックなんかはいちいちいらない。」と言われた。 今年はいってきた人たちはみんな社長と軽口を言い合うぐらいの仲になっているのに、私だけがいつまでも社長とものすごく距離がある。一番はドイツ語力が足りないのが問題だけど、やはり育ってきた環境というのはいつまでも抜けないのだなーとつくづく思う。 先日今年入ってきた同僚に「あなたは一日何回 Entschuldigung(すみません) って言ってるの?」と聞かれた。例えばドアを閉めるときに大きな音を出してしまったり、物を床に落としてしまったり、くしゃみをしてしまったときとか、反射的に口から出てしまう。同僚は「私の孫もすぐに Entschuldigung っていうの。だからこの前「次にもう一度言ったらもう許さないよ」と話したのよ。」と言った。つまり質問には「あなたも言い過ぎ」という非難が込めらていたと気付いた。なんだかすごくショックだった。彼女は私より若く、かつドイツ人ではなく、かつ職場でも私が先輩にあたる。だから余計にその批判が理不尽に感じたのだと思う。そんなに人を不愉快にさせていたとは気づかなかった。「Entschuldigung」を日本のすみませんという感覚で使っているのがそもそも間違いだったのだろうか?なかなかドイツ社会に順応できない。 先月パスポートを更新した。 私のドイツでの滞在許可は「EU市民配偶者」というタイトルですでに永住権を持っている。 無期限滞在許可書は12年前ぐらいに発行されたもので、印刷物に写真が貼ってある。10年前にパスポートを更新したときに新しいパスポート番号が追記された。それで今回も新しい番号を追記してもらおうと外国人局に行った。しかし担当者は私の滞在許可書を見て「こんなの見たことない」と言った。さらに複雑なのが、夫はイギリス籍なので、私に与えられていた「EU市民配偶者」というタイトルが適合しなくなるのと、Briexitの混乱を避けるため、夫はドイツ籍を取得したので、ドイツ市民配偶者にタイトルが変わるので、別のカテゴリーの滞在許可が必要になるのではないかと言われた。担当者はいろいろな人に問い合わせをしたのだが、わかる人が一人もおらず、後日手紙で知らせる、と言われた。 しかし私はあと2週間足らずで日本に一時帰国する。戻ってくるときに問題があると困る。2週間たっても外人局から返事が来なかったので、もう一度直接出向いた。担当者があちこちに問い合わせて、ようやく解決法が見つかった。新たに「EU域内滞在許可書」が発行された。紙に印刷バージョンとプラスチック製のカードバージョンがあるがどちらがいいか?と聞かれた。紙は28.80ユーロ、カード型だと60ユーロ(うろ覚え)ぐらいするというので、紙バージョンにした。しかし今まで私に対するドイツでの滞在許可書はすべて無料で発行されていた。ドイツ国内の滞在許可書からEU域内どこでも住める許可書に変わったので、お金がかかるようになったのだろう。EU域内で各国足並みを揃えているのだと思う。パスポートは10年後にまた更新しないといけないので、その時に私の滞在許可書も更新しなくていけないと言われた。10年後のEUはいったいどうなっているのだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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