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テーマ:海外生活(7773)
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今日はイースターサンデー。
朝7時ごろに近所の家から子供の声が響いてきた。庭で卵探しをしていたのだろう。 うちも昔は庭に卵を隠して子供たちがそれを喜々としてさがしていた。そのために子供たちはイースターは早起きをしていたのに、いつの間にかそんなワクワクする日ではなくなってしまった。キリスト教でもないので、特にお祝もしないし、訪ねてくる親族も友人もいない。 それでも昨日はニコちゃんとヒツジとウサギの型のケーキを焼いた。 今年は恵子も賢浩も「勉強をしなくてはいけないから」という理由で帰ってこなかった。 特に賢浩はこっちに帰ってきても車も運転できないし、友達に会って免許没収されたことを言うのが嫌なんだろう。 ニコちゃんは2週間のスクールホリデーなのだが毎日12時近くに起床し、テレビ、ゲーム、Youtube・・という生活。休み明けにプレゼンテーションがある。テーマは私たちが住んでいるバーデン=ビュルテンべルグ。それぞれの生徒が州内の都市をプレゼンテーションする。ニコちゃんに割り当てられたのは「フライブルグ」。ニコちゃんとは何度がフライブルグに行っている。 ニコちゃんに「休み中、少しはプレゼンテーションの用意をしたら?」と言ったら、「もう学校でプレゼンテーションで使う配布物を完成させたから休み中に家ですることはない。」という返事だった。どんなものを配布するつもりなのかとみせてもらったら、あんまりにもひどい内容でびっくりした。 フライブルグはバーデン=ビュルテンべルグにある都市で、見るべきものは用水にいるワニとシュロスベルクの塔、と書いてあって、ネットからとってきた写真が貼り付けてあるだけ。 そもそもフライブルグがバーデン=ビュルテンべルグ州にあるのはわかりきったことで、そのどの辺に位置するのかというのが大切な情報なのに、そういうことが一切かかれていない。それにどのガイドブックを見てもフライブルグの名所は「大聖堂」になっているはずだ。町のシンボルでもあり、フライブルグを語るうえで絶対に外せない。しかしニコちゃんのプレゼンでは一切触れられていない。 それで、天気もいいことだし、金曜日にニコちゃんと夫と3人でフライブルグに観光に行った。 百聞は一見にしかず。 祝日なのでお店は閉まっていたが、それでも街はすごく活気があった。 せめてこれぐらいの規模の町周辺に住みたいなーとも思った。 フライブルグの大聖堂はケルンなどに比べるとそれほど大きくない。それでも圧倒されるものがある。 塔の上にも上ったが、ニコちゃんはあまり興味がなかったようで、「早くワニを見に行こう」とそればかり。しかしワニがどこにいるのかわからない。塔の入場券売り場のお姉さんに聞いたら、「今もまだあるかどうかわかりませんけど・・」と言いつつ、教えてくれた。 フライブルグの町はいたるところ水が流れているのだが、幅5mぐらいの用水の真ん中に石でできたワニが頭だけ出している状態でおかれていた。どう考えてもこれがフライブルグ一番の見どころとは思えない。ニコちゃんもそれは理解できたようだ。ニコちゃんがネットで仕入れた情報によると、このワニはもともとは川下を向いていたのに、ある日突然一夜にして180度向きが変わったらしい。都市伝説というやつだろうか?しかしニコちゃんはプレゼンテーションをするにあたって、一体どういうサイトを調べたのだろうか? 最後はシュロスベルクの塔。シュロスベルクのレストランはわかったが、そこから先に上っても、フライブルグの旗がはためく場所には到達したが塔はどこにも見当たらない。ニコちゃんのプレゼンテーション用の紙には「ここからの眺めは素晴らしい」と書いてあった。どこにあるの?とにこちゃんに聞いたら、「わからない。もしかしてフライブルグではないかもしれない。」と言い出した。まったくそんな不確かな情報をプレゼンしようとしていたのか? しかしあちこちさまよってようやく塔にたどり着いた。 これでニコちゃんのプレゼン用の資料はそろった。 帰りはティティー湖に寄った。 天気も良かったので、ものすごい人。 ボートに乗ったのだが、貸しボートがすべて貸し出し中でしばらく待たないといけなかった。 ものすごく暑い日だったけど、水はすごく冷たかった。フライブルグからティティー湖の間には高い山(1200m級)があるが、その山の頂にはまだ雪が残っていた。 そういえば、このイースターの連休で、同僚はオーストリアにスキーに行くと言っていた。 先週の日曜日はここも雪だったのに、今週末はこんないい天気。 昨日夫が庭にスプリンクラーを設置して、ニコちゃんは水着に着替えてその水で水浴びしていた。 このままずっと暖かい日が続くといいな。 Frohe Ostern! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年04月21日 17時07分00秒
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