2週間のスクールホリデーも今日で終わり。その間に2日間祝日があったが、それ以外は私は普通に出勤。世間のホリデームードとは違い普段通りの生活だったが、道路はすいているし、駐車スペースはたくさん空いているし、普段より格段にストレスは少なかった。
ニコちゃんのお友達もイタリアなどに行っている子も多く、ニコちゃんは遊び相手を探すのに苦労していた。ある日、仕事から戻ったら、「今日これから友達がうちに泊まりに来ていい?」と聞かれた。その日は一日一緒に遊んでいたそうで、すでに泊まる約束をしてその子はいったん自宅に戻って夕飯を食べてからまたうちに来ることになっているという。「ママは明日も仕事だし、家も散らかっているし、何にも用意してないから週末にしてほしい」と頼んだが、結局その子はうちに来てしまった。
ある一日はニコちゃんは朝、といっても10時頃だが、パパにたたき起こされて、強制的にプールに連れていかれたそうだ。ニコちゃんは友達と一緒に行ってプールで遊ぶのは好きだが、パパと行くと長距離泳がされるので、なるべく避けていた、
地元には立派な屋外プールがあり、50mプールは温水でレーンがひかれていて、各自黙々と泳いでいる。夫も黙々と泳いでいたら、急に監視員がプールに飛び込んで、男性を引き上げようとしているのが見えたそうだ。一人では無理なので、夫も男性をプールサイドに引き上げるのを手伝ったそうだ。監視員は夫に救急車を呼びよう指示し、自分は男性に心臓マッサージを始めた。
監視員は救急隊の到着まで男性の介護をする必要があったので、夫に監視員の代わりをするように頼んだ。夫は毎年夏はプールに通い詰めなので、監視員とも旧知の仲。夫は「一人で広い敷地(50mプールのほか、滑り台のある遊べるプールと浅いベビー用プールもある)を監視するのはドキドキした。」と言っていた。
残念ながらその男性(70歳後半)はなくなってしまったそうだ。引き上げた段階ですでに呼吸をしていなかった。たぶん泳いでいる途中で心臓発作を起こしたのだろう。監視員の手当てが遅れたせいではない。
先日ニュースで、プール監視員が雇えないため開設できないプールがドイツ国内にはかなりの数ある、と伝えていた。監視員は資格がある人でないとできない。割に会わない仕事だといって、なり手がいないのだそうだ。
私が仕事から帰ってくると、ニコちゃんは「ママ、とっても悪いニュースがあるの。」と言って、この出来事を話してくれた。さぞびっくりしたことだろう。
私は休日にニコちゃんをBlautopfと呼ばれる青い池(福島の五色沼みたいな感じ)と鍾乳洞に連れて行った。ちょうど地理の授業でその辺の地域がテーマになっていたのだが、ニコちゃんは一度も行ったことがないといったからだ。「Blautopfはなんで青いんだと思う?」と聞いたら「水の底から青いLEDランプで照らしているから」と答えた。この子は本当に授業を聞いていたのだろうかと不安になった。Blautopfに着いたら、「あっ、ここ学校の遠足できたことがある。」と言われた。
鍾乳洞に行くのは、ナビを使ったのだが、途中工事で迂回が多く、道に迷っていしまった。
鍾乳洞はガイド付きツアーでしか中に入れないが、たぶん50年ぐらい前までは誰でもはいれる状態だったのだろう。鍾乳石が割られていたり、相合傘のような落書きがたくさんあった。昔からこういうところに自分の名前を刻むような人は一定数いたんだなーと思った。
昔は鍾乳洞の中では、電球を使っていた。昔の電球は熱くなってしまうので洞窟の中の温度が上がってしまうこと(そのため鍾乳洞の中に苔がはえる)と、本来白い鍾乳石が黄色味を帯びた色に見えてしまうという欠点があった。しかしLEDランプが普及した今、その問題は解決できたといっていた。LEDの発見はこんなところでも役に立っているのだなーと感心した。