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カテゴリ:食以外
中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎襲名披露 二月大歌舞伎
夜の部に行ってきました。 さすがは襲名披露、大向こうが大活躍、掛け声が飛び交っていました! 〇御存 鈴ヶ森(すずがもり) 東海道品川宿の近く鈴ヶ森。夜は盗賊と化した雲助が多数出没しています。 ここへ通りかかったのは、はかなげな美少年白井権八(勘三郎)。 暗闇から大勢の雲助が現れ襲いかかりますが、 権八は、見事な刀さばきで次々と斬り倒していきます。 その様子を窺っていた花川戸の侠客幡随院長兵衛(吉右衛門)は、 権八に感心し、その腕に惚れ込んで、権八を匿うことを申し出ます。 二人は江戸での再会を約束して別れるのでした。 小道具を巧みに用いた立廻り(雲助が切られる場面は特に面白い!)に 数々の名セリフなど、歌舞伎の楽しさが凝縮された一幕です。 〇六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう) 勘九郎は、新勘九郎の父である当代勘三郎が五代目として 長年数々の舞台を重ねてきた名跡です。 この度、息子の勘太郎が六代目勘九郎として、その名を引き継ぐこととなります。 新勘九郎の誕生を祝い、幹部俳優が顔を揃え、襲名披露のご挨拶。 勘九郎、勘三郎、七之助 をはじめ 吉右衛門、三津五郎、福助、橋之助、扇雀、芝雀、東蔵、錦之助、彌十郎、 仁左衛門、秀太郎、我當 と 総勢15名がずらりと並んで圧巻でした。 (特に三津五郎の口上が面白くって好きです!) 〇新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし) 江戸城の大奥。初春吉例のお鏡曳きが執り行われ、 将軍の御前で踊りを所望された小姓弥生(勘九郎)は、恥じらいながらも 袱紗や扇子を使って可憐に舞います。 やがて弥生が祭壇に祀られた獅子頭を手にして踊り始めると、 突然、獅子の精が弥生に乗り移り、何処へともなく駆け去ります。 まもなく獅子が現れ、牡丹の花や胡蝶に戯れて獅子の狂いをみせるのでした。 六代目菊五郎、祖父十七代目勘三郎へと受け継がれ、父勘三郎も幾度となく勤め、 多くの人々に愛されてきた歌舞伎舞踊の大曲に挑戦する新勘九郎に期待。 胡蝶の精の役の玉太郎クン、宜生クンも可愛かったです。 〇ぢいさんばあさん 江戸城の警護にあたる美濃部伊織(三津五郎)と、妻るん(福助)は、 人も羨むおしどり夫婦。 しかし、伊織が怪我を負ったるんの弟の宮重久右衛門(扇雀)に代わり、 京でのお役目を命じられ、離ればなれに。 三か月後、泥酔して絡んできた同輩の下嶋甚右衛門(橋之助)を 誤って斬ってしまった伊織は、 越前へ預かりの身となり、それを知ったるんは、筑前へ奥女中奉公に出ます。 それから三十七年後、再会した二人は...。 森?外の短編を宇野信夫が巧みに脚色した新歌舞伎。 人生の変転と人の変らぬ愛が描かれた心温まる作品です。 実は、仁左衛門&玉三郎でも観たのですが、 三津五郎がこういう役、なんとも上手いのかなぁ、 前回より面白く観ることができました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月21日 23時16分49秒
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