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カテゴリ:歌舞伎
11/1~25日に新橋演舞場で行なわれた
吉例顔見世大歌舞伎・昼の部&夜の部に行ってきました。 昼の部 ○双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき) 井筒屋・難波裏・引窓 争いの果てに人を殺め、お尋ね者となってしまった濡髪(左團次)は、 暇乞いのために母お幸のもとを訪れ 与兵衛の父の後妻となったお幸と、今は与兵衛の妻である都(時蔵)は濡髪を匿います。 そこへ、郷代官に取り立てられ、濡髪捕縛の命を受けた与兵衛(梅玉)が戻ってきます。 実の子濡髪と義理の子与兵衛の狭間で苦悩するお幸。 与兵衛はそんなお幸を思い、濡髪が家に潜んでいることを悟りながらも、 濡髪を落ち延びさせるのでした。 といった、 相撲取の達引と親子の情愛を描く上方の名作。 義理と葛藤、心の動きが見事に描かれ、 月光の明かり取りの天窓の「引窓」の開閉が効果的に使われていて 私はこのお話が結構好きです。 南与兵衛後に南方十次兵衛の役に仁左衛門の予定でしたが、 体調不良の為に梅玉が代役でした。 ○人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい) 駄目な父親・長兵衛(菊五郎)、口うるさい女房お兼(時蔵)、 出来た娘お久(右近)と、 真面目だけどおっちょこちょいの文七(菊之助)が 大いに笑わせてくれる、人情に溢れる江戸の人々の笑いと涙の物語。 最後はハッピーエンド、とても楽しい演目です。 初めて見たのは中村屋の文七元結。 音羽屋と中村屋、それぞれ2回は見てるかな。 演じ方の違いを見つけるのもまた、楽しいものです。 夜の部 ○一谷嫩軍記 熊谷陣屋(くまがいじんや) 源平の戦乱を生きる武士の無常を描いた時代物の名作。 何度も見ている演目ですが、仁左衛門の熊谷直実は初めてなので、 とても楽しみにしていました。 直実登場の時、イヤホンガイドが「熊谷直実、尾上松緑、音羽屋」と言ったので イヤホンガイドさん、何間違えてるんだろう? と思ったら、なんと、代役だったみたい。 仁左衛門さん、体調不良の為、休演だったとは! 舞台が始まってから知って、ガッカリ。 松緑が台詞を言い始めたら、スッと眠りについてしまいました。。。 仁左衛門の代役に松緑が代役とは、ちょっと・・・!? ○汐汲(しおくみ) 叶わぬ恋の思いを艶やかに舞う格調高い、藤十郎と翫雀の舞踊です。 ○四千両小判梅葉(しせんりょうこばんのうめのは) 四谷見附より牢内言渡しまで 無宿者の富蔵(菊五郎)は、浪人の藤岡藤十郎(梅玉)と共謀して江戸城に忍び込み 御金蔵から四千両もの大金を盗み出します。 縄にかかった富蔵が江戸に送られる道中の熊谷宿では、 別れた女房おさよ(時蔵)たちが、雪の降りしきる中で富蔵との別れを惜しむのでした。 富蔵は大罪ゆえに牢内で幅を利かせますが、やがて藤十郎とともに仕置きが言い渡され、 皆に送られながら仕置きの場へと進んで行くのでした。 河竹黙阿弥が史実に残る御金蔵破りを劇化した異色の白浪物。 度胸の良い富蔵と気の小さい藤十郎の対照も面白く、 リアルに描かれた当時の牢屋の様子も見逃せませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年12月28日 07時50分54秒
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