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2013年10月13日
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カテゴリ:歌舞伎
東銀座の歌舞伎座で行なわれている
芸術祭十月大歌舞伎 昼の部(10/6)、夜の部(10/13)に行ってきました。
10月は、歌舞伎三大名作狂言の一つで人気作品の 義経千本桜 の通しです!


通し狂言 義経千本桜

<昼の部>
序 幕 鳥居前
◇荒事の豪快さを随所に見せる一幕
 兄の頼朝から謀反の疑いをかけられ、やむなく都を追われた義経一行は伏見稲荷へやってきます。愛妾の静御前が追ってきますが、義経は都に留まるように諭し、初音の鼓を自らの形見として預け、立ち去ります。残された静は、追手の笹目忠太に引き立てられそうになりますが、駆けつけた家臣佐藤忠信に救われます。再び姿を現した義経は、忠信に静の守護を命じ、九州へ落ち延びて行くのでした。

  花形歌舞伎かと思うほど、菊之助、松緑、梅枝など、若手が頑張っている
  荒事の豪快さを随所に見せる一幕です。
  隼人クン、格好良くて目立ってました!

二幕目 渡海屋・大物浦
◇悲壮感あふれる知盛の壮絶な最期
 九州へ逃れるため、義経一行は大物浦の渡海屋で出船を待っています。しかし、渡海屋の主人銀平は、実は壇ノ浦の合戦で死んだはずの平知盛。女房のお柳は典侍の局、娘お安は安徳帝で、義経を待ち伏せていたのです。知盛は船出した義経一行を襲いますが、返り討ちに。帝の身を守護するという義経の言葉に安堵した典侍の局は自害、知盛も帝を義経に託すと、瀕死の体に碇綱を巻きつけ、海中へと身を投げるのでした。
   
  平知盛を演じる吉右衛門がとにかく素晴らしい!
  瀕死の体に碇綱を巻きつけ海中へと身を投げる最後の場面は、
  何度見ても息を呑んでしまいます。

三幕目 道行初音旅
◇主従の道行を描いた華やかな舞踊
 桜が満開の吉野路。義経を尋ねて旅を続ける静御前と忠信。山中でひと休みする静に、忠信は戦死した兄の佐藤継信の戦場での様子を語って聞かせます。そこへ現れた鎌倉方の逸見藤太を難なく蹴散らした忠信は、静とともに義経との再会を願いながら旅を続けます。

  藤十郎と菊五郎の舞踊です。。


<夜の部>
四幕目 木の実・小金吾討死
◇権太の家族愛と様式美溢れる大立廻り
 大和の下市村の茶店。平維盛の家来の主馬小金吾は、御台の若葉の内侍と若君の六代に付き添い、維盛の行方を捜す道中。そこへ、いがみの権太が現れ、小金吾に因縁をつけて金を巻き上げます。その直後に追手に囲まれた小金吾は、若葉の内侍親子を逃し、あえない最期を遂げます。そこへ偶然通りかかった権太の父の弥左衛門は、小金吾の首を討ち落として家に持ち帰ります。

  この仁左衛門の いがみの権太 を一番楽しみにしていたんです。
  関西弁で、ものすごーーーーく嫌な奴なんだけど、家族を愛してて
  その対比が本当に上手でした。
  梅枝の立ち役も良かったです。珍しい!?

五幕目 すし屋
◇世事に翻弄される庶民の哀切を描く
 すし屋を営む弥左衛門は、平重盛への旧恩から、子息の維盛を奉公人の弥助として匿っていますが、権太が訴人すると聞いた妹のお里は維盛を逃します。そこへ源頼朝の重臣の梶原景時が訪れ、維盛の首を差し出すよう弥左衛門に命じるところ、権太は褒美欲しさに維盛の首と内侍親子を突き出します。怒った弥左衛門は思わず権太を刀で刺しますが、意外な真実が明かされ…。

  東京のやり方では権太はすっきりとしていますが、
  上方は情をたっぷりと出し、こってりと演じるそうです。
  すし屋は何度も見ていますが、今までのは東京のやり方だったのですね。
  やっぱり上方の仁左衛門のいがみの権太、最高!
  見ることができて、本当に良かったです。  
  ストーリーが分かっていても、最後にホロリと涙が出ました。

大 詰 川連法眼館
◇親を慕う子狐の深い情愛を描く物語
 川連法眼と飛鳥夫妻のもとに身を寄せている義経を訪ねて、佐藤忠信が現れます。この忠信は実は狐で、親狐が初音の鼓の皮に用いられているのを知り、忠信に化けて静に付き添っていたのです。親を想う子の情愛に心を打たれた義経がその鼓を与えると、喜んだ狐は鼓を手に古巣へと帰って行くのでした。

  こちらも何度も見ていますが、菊五郎の子狐、とても良かったです。
  猿之助(亀次郎)や海老蔵、確か勘三郎の子狐も見ていますが、
  今回の音羽屋型は、宙乗りなど派手な演出は無いけれど、
  子狐の親狐への情愛を描くことに重きを置いているとのこと。
  こんなこというと失礼かもしれませんが、
  今までで一番可愛らしい子狐に思えました。
  一番年上なのに、ね。
  うん、これが演技力なのでしょう。



初めて「通し」で見ることで、義経千本桜のストーリーがクリアに繋がりました。
通し、最高!
そして、
すし屋のいがみの権太で 東京と上方を比べたり、
川連法眼館の子狐で 澤瀉屋型と音羽屋型を比べたり、と
こういう歌舞伎の見方を、やっと出来るようになりつつあるか、な。。。








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最終更新日  2013年12月21日 00時03分11秒
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