3日目の今日は雨の中、
朝からタクシーをチャーターして玉龍雪山に行って来た。
玉龍雪山とは、麗江の北15kmにある標高5596mの山。
この地に住む納西族(ナシ族)にとって、神々の住む聖なる場所で、
生活に必要な動植物や薬草が採れる豊かな山でもあるのだそうだ。
朝早く出発したのに玉龍雪山の入場ゲートは既に長蛇の列。
それもなかなか進まない。
自分たちが通過する時になって分かったのだが、
駐車場代を請求しているのではなく、
入山及び参観チケットの購入をさせられるのだ。
どんな種類のチケットがあるのか、全く予備知識の無い状態で、
係員が一番高い(と思われる)共通チケットの購入を強引に進めてくる。
それもご丁寧に既に購入済みの「麗江古城維護費」まで含まれた金額で...。
合計金額が余りに高額(確か1人270元=4050円)だったので、
内訳を確認し、「麗江古城維護費」が不要な事、
必要最低限のチケット「遊覧券1人80元=1200円」だけでいいことを伝え、
やっとの思いで通過したのでした。
これを全ての車両に対してやっているのだから、
渋滞になるのは仕方ありません。
こういう手際の悪さがまたまた中国らしいのですがね。
私達の目的地は標高3200mの雲杉坪。
標高4500mの牛毛牛坪(ウシヘンに毛)へもリフトで行けますが、
雨期で天候も悪い上、高山病発病のリスクも高くなるので
あえて無理せず雲杉坪に。
その途中、雨の中、甘海子にて記念撮影。
ここから先、専用バスに乗り換えるため駐車場へ。
そこで再びチケットを購入。
雲杉坪に行くために必要で、かつ観覧券に含まれていない
「リフト券」と「雪山旅遊専線車票(専用バス券)」を購入。
因みに保険(1人2元)も買わされます。
ここからは専用バスで雲杉坪のリフト乗り場へ。
リフトで一気に3200mまで上昇。
ここからまた30分位登ったところに雲杉坪があります。
到着した時、ちょっと息が苦しく感じたので、
無理せず電気自動車(別途有料)のお世話になりました。
ゆったりと遊歩道に沿って雲杉坪を1周 ハイキング。
小雨のぱらつく中、霧に煙る雲杉坪。
玉龍雪山は遠く雲の中...。
再び電気自動車のお世話になりリフト乗り場へ。
リフトで専用バス乗り場まで。
そこから今度は「藍月谷」へ。(ここで必ず降ろされます)
玉龍雪山から流れ出る雪解け水で出来ている湖なのだそうだ。
今回の旅行で私達が行きたいと思っていた「白水台」を似せて作った
偽白水台もありました。
観光地にまで偽物を作ってしまうところが、さすが中国です。
透明度が高く、エメラルド色の湖面を見て、以前行った九寨溝を思い出しました。
ここから再び専用バスに乗り、駐車場まで。
そこから 玉龍雪山を後にし、白沙壁画のある白沙村へ。
途中、景色のきれいなところで休憩。
白沙壁画もママ1人で見学。(興味の無い3人は周辺を散策)
肝心の壁画は撮影禁止なので写真がありませんが、
敦煌の莫高窟にある壁画を思い起こしました。
莫高窟は366年~14世紀に作られたもので、
この白沙壁画はそれに比べると比較的新しい1582年に描かれた
ものなのだそうです。
現代に生きている私。
1600年以上も前や、400年前のものまで、一度に見られてしまうなんて...
なんとすごい事なんでしょう。
中国ってやっぱりすごい。
途中、外側を散策している子供達を発見!
この後、白沙壁画の後門から出て、みんなと合流し村落を散策。
納西族の皆さんの日常をちょっと覗かせてもらいました。
no.2へつづく。