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2007年06月12日
カテゴリ：今日のこと
今日はお灸の日。
庭のツル薔薇が咲きかけたようだ。  サコ婆ちゃんにお灸をすえるようになったきっかけは長女が学生の頃。 教育費の一部を借りた代わりに、 「お礼にお灸ぐらいは、してくれてもいいよ」と サコ婆ちゃんから言われ、半強制的に決まってしまった。 あれから、かれこれ、８年ほどになる。  １週間に１度のお灸だし、 現在は市販の『○○灸』を使っているから私自身の負担はないが、 当初は手で揉む方法だったので 手間がかかる、指が汚れる、時間がかかる、本人が痛がる･･･で大変だった。 お義姉さんも手伝ってくれるって言ってくれたけど、 あの煙の臭いが身体に合わなくて無理らしい。 私はというと、これが変わっているのかどうかわからないが ガソリンの臭いが全然平気なように、お灸の臭いも平気である。 ま、親孝行のつもりもあって続けてきたけれど、 その甲斐あって、母の体調の変化も判る。 お灸もほとんど終わりかけた時、 突然サコ婆ちゃんは 「今日はあんまり効かないねえ  」と不満そうに言う。 「え？ そうなの？」と私。 「大した労働してるわけでもないのに効かないなんて･･･ 急に体調が悪くなることもあるのかな  」と思った。使っているのは『○○灸』の最強のもの。 他に最弱のものや、レギュラーがあるけど、 サコ婆ちゃんが好まないので、もっぱら今は最強の分を使っている。 ただ、先日、それらを一度、全部の箱から一斉に抜いた時、 外側と中身がゴチャゴチャになってしまった事がある。 多分、間違いはなかろうとそれぞれの箱に戻しておいた。 それがちょっと気になったけど、ちょうど買い置きも少なくなったので 次回用にと買って帰ることにした。 帰宅して、中身を確認したら、 「あらま 」 サコ婆ちゃんの背中に最強のお灸をすえてたつもりが、 最弱のものだったのがわかった。 「そっかー  サコ婆ちゃんの体調を悪くしてたのは私だったのね 」 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2007年06月28日 14時01分43秒
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