今日、スカパーで

『スパイ・ゾルゲ』

を見ました。
公開時からちょっと気になってたのを思い出しまして。
思い出したって事は『忘れてた』んですけどね。(^^;)


いや～、長かった！
182分はさすがに長い！映画館だったら寝てるかも？

でも、映像は美しかったですよ！
CGを駆使してるんだろうけど、イヤミが無い。まるで『絵に描いたような』美しい自然と建物の調和。
海外から見た日本の美ってこんな感じなのかなぁ？


いわゆるドキュメント映画ではないので、事件や時代の背景がお勉強不足の私にはちょっとわかりにくかった。
しかも、いろんな事（しかもデカい事）が次々と起こる時代の中の話なので、ちょっとこの辺の事を勉強しなおしてみようかな？と思ってしまいました。

（226事件の特集とかをTVでやってると、じいちゃんが見ながら泣いてたんだよねぇ～。子供の頃は何でか全く分からなかったけど）

そしてどうやってスパイ行為を行っていたのか？的な暗号解読法みたいのもあんまり取り上げられないので、意外と緊張感が無い。
尾崎も、悪いことをしてる認識が無かったと言ってるので、実際にはすごく日常的な事だったのかも？
自分は『正義』と思ってやってたんだものね。『悪い事』なんて思うわけがないわな。

それにしても、ゾルゲは（スパイはみんなそうなんだろうけど）いくつもの名前を持っていたんですね。
自分が関わった人に、誰として接したか覚えておかないといけないってのは大変だろうなぁ。
2つの事を一度に出来ない私にはとうてい無理な技ですね。


結果、感想としてはふ～ん。って感じですか？

っていうかね、ラストの現代の花子のセリフと、音楽で全てが台無しって感じだったんですけど。
何であんな安っぽいセリフで終わらせようと思ったんだろう？
「はぁ？」って感じでしたよ。
しかもそこに追い打ちをかけるように『あの曲』！安っぽさ、更に倍っ！
曲に対してとか人に対してとか、別に特別な気持ちがあるわけじゃないけど、『いかにも』すぎて私は興ざめでした。


締めの曲は大事なんだなぁ～、とあらためて実感した音屋でした。


って事で50点。
細部にまで豪華キャストで安定感があった事と（葉○里緒○は下手だったけど）映像が美しかったので。


やっぱりこの前、東京で『太陽』観てくれば良かったかなぁ？



スパイ・ゾルゲ