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テーマ:映画館で観た映画(8562)
原題『SUNSHINE』 何故、わざわざ『2057』を付けたのか?
『サンシャイン2057』何とも安っぽいタイトルで、ダニー・ボイル監督だと聞くまでは観る気にもなりませんでした。(^^;) 西暦2057年。 太陽の活動が弱まり死滅の危機に陥った事により、地球上では全てが凍りつき人類も滅亡の危機に瀕していた。 そこで、巨大な核爆弾を太陽に投じて活動を復活させるという人類の最後の希望を携え、選ばれた8人のエリート達が宇宙へ飛び立っていた。 そう。飛び立っていたのだ。 太陽に近づき、地球との音信が不可能になるという、緊張感が高まる時点から話が始まる。 地球上でどんな事があったのか、何故この8人が選ばれたのか、ここに来るまでの状況は語られない。 それでも、違和感とか物足りなさを感じさせないのは巧いなぁ。 逆に、まだ観る側に準備が出来てない時点で話を展開させてしまうってのは不思議と納得しちゃうもんだなぁ~、とヤラれた感が今になって出てきた。 予告でやたらと押してた真田広之がキャプテンだっていうから「へぇ~。」なんて思ってたら、一番最初にいなくなっちゃった。(x_x) 予告で『カネダ!何が見えるんだぁ?!』って言ってたから期待してたら、結局分からず。 でも、結果的に最後までそれが気になる事になり、ハメられた!と思った。 きっと、何かが見えたんだろうな。 みんな、その瞬間に。 その辺が、ダンナが「途中から宗教とか哲学っぽい話に変わって来ちゃって…」と頭を抱えてたところなんだろうな。 私は難しい事は分からないので『何が見えるんだろう…』と漠然とその向こう側を見てました。 太陽=神っていう信仰は昔からあったわけで。 絶対的な存在として、私でさえも漠然と潜在意識の中に認識してますからね。 でも、『何か』は、もっと違うものが見えた(感じた)ような気がするなぁ~。 もっと人間的な『何か』 …漠然としすぎてて、言葉にまとめられないのでここまでにしときます。 感想としては怖かったです。 全体に漂う緊張感も怖かったし、後半のサスペンス的な恐怖感もあったんだけど、あのフラッシュバックが超怖かった! 泣きそうになりました。マジで震えた。 アップで超笑顔だから余計にコワイんだよねぇ。 今でも、目のウラにチラッと残ってる気がするもの。 あれはサブリミナルじゃないのか?イイのか?あれ!。゜゜(´O`)°゜。 そして、やっぱりサントラ欲しくなった。 ダニー・ボイルってアンダーワールド好きなんだなぁ~。 無機質で緊張感があるのに、どこか癒される音楽。不思議なゆらぎ感じる音世界でした。 ダンナは見終わってから、珍しく『わかんねぇ…』と眉間にシワ寄せてました。 確かにピンバッカーが出てきてから(出てくる事自体、えぇ?!だったりするんだが)今までの『宇宙船で地球の為に働く科学者』然とした感じは皆無ですからね。 違う映画?って感じですよ。 私も最後の方は、ドコで何に向かって何をしてるのか、分かんなくなりました。 ラストシーンは、ちょっと…だったかな? 何か『チャンチャン!』って感じ。 もう気持ちひっぱるか、逆に明るくなった所で観てる側に余韻を残して終わるか。 もしかしたら、地球の人達には宇宙で何が起こってるか分からないから、表面的に『成功した』事実だけを伝えるっていう見せ方だったのかな? やっぱり、エンディングって難しい…。 ちょっと違うかも知れないけど『AKIRA』を最初に観た時と同じ感覚かな? AKIRAは見る度に感じ方が自分の中でも変わってしまう、不思議なアニメです。 このSUNSHINEも、見る度に何かを感じる映画な気がします。 また忘れた頃に観てみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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