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朝はドヨヨ~ンとしてた空ですが、ホテルを出る頃には晴れ間も見えてきました。
環境の変化のせいなのか、連日頭痛に悩まされてます。(-"-;) 今日はまず、ロワール地方の古城めぐり。 シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷という名称で、世界遺産登録されています。 まずはシュノンソー城 堀にはカモが泳ぎ、緑豊かな気持ちのよい場所でした。 城までの長い並木道(冬ソナかと思った。(^_^;)) かつては木々の陰に女達が立ち、客人がお気に入りをエスコートする『イキな遊び』の舞台だったそうです。 古城めぐりとは言え、今回、内部見学できるのはこの城だけ。 家具や調度品が残っている珍しいお城だそうです。 フランス革命時、他の城は暴動や略奪にあったが、シュノンソーは当時の城主デュパン夫人の人徳により破壊を免れたらしく、内部もそのままに保存されているという事です。 元々は、1411年ジーン・マルクによって建てられた城だが、その後何度も城主を変え、有名なのは1547年アンリ2世が愛妾ディアンヌ・ド・ポワティエに城を贈ったという事。 シェール川に架かるアーチの上に建てられた、城のシンボルともいえるギャラリーはこの時に誕生する。 右は最初の城主、マルクの塔 次城主のトマ・ボイエによってルネサンス様式に作り替えられてしまったんですが。(それまではどんな感じだったのかなぁ?) 女の戦いが垣間見られる(?)城の前庭。 左が妾であるポワティエ夫人(W不倫って事か)の庭。 そして右がポワティエ夫人を城から追い出し、城主になった本妻カトリーヌが後から自分で作った庭。 ちなみにポワティエ夫人の庭の方が何倍もデカいです。 この人がポワティエ夫人。 アンリ2世とは親子ほどの年の差があったけど、違和感がないほど若く見えたらしいです。 狩りがお好きだったようで、『狩りの女神ディアナ姿のディアーヌ・ド・ポワティエ』という肖像画までありました。 百合の紋章の間のイニシャル。 アンリ2世の『H』とカトリーヌ・ド・メディシスの『C』を形取っているんだけど、あからさまにディアンヌ・ド・ポワティエの『D』を織り込んでいるようで…。 カトリーヌ・ド・メディシスの肖像はあったのかなぁ?無いわけないよね、悪名高き女性だったようだし。 世論も明らかに妾のポワティエ夫人を支持したらしいですよ。(まさに公認だったようです) って事で、カトリーヌの居室です。 個人的には、こんなハデなベッドじゃ寝られねぇ!と思いましたが…。 時代ごとの城主の部屋が残されていましたが、大体同じ感じですね。 暖炉があってタペストリーが架かっていて天蓋つきのベッドがあって。 もちろん、その時代の象徴的な彫刻だったり絵画だったりが部屋ごとにありますが。 『暗くて派手』な居室の印象とはうらはらに、廊下は白い石造りのせいかとても明るい。 入り口の木製扉も彩色されていて、モダンな印象。上部のステンドグラスもキレイでした。 廊下の天井が素晴らしかったですねぇー。 アーチが複雑に合わさって、見事な流れを作り出していました。 こちらは礼拝堂です。 マリア像のある見事な扉の向こうにあります。 前室は護衛の詰め所になっています。とは言っても立派な部屋でしたが。 川に架かるアーチ部分にあたるギャラリーです。 全長60m。 贅を尽くした宴の舞踏会場であったり、第一次大戦時には病院に改装、第二次世界大戦時には非占領地区への抜け道(対岸は非占領地区だった)として利用されたそうです。 地下には厨房があります。 どこまで当時のモノなのかわかりませんが、病院として使われていた時に近代的な設備が配置されたそうです。 右の『パン焼き窯』がイイ感じでした。 城内見学の後、敷地内にあるワインセラーでテイスティング。 品評会でも賞を取っているワインだそうですよ。 せっかくなので、白、ロゼ、赤、シャンパンと、ちょっとずつ試飲してみました。 熟成させず、さっぱりとした味が特徴らしく、割と飲みやすかったです。 それでもまだ『美味しい』とは思えないお子チャマの私なのでした。 左がワイン農家。 裏には花畑や菜園が広がっていました。 そして、ロバもいました。手をたたくと寄ってきて、カワイかったです♪ 見学中にすっかり空は快晴! 暗雲立ちこめる古城やそぼ降る雨の古城も趣がありそうだけど、やっぱり晴れてた方が気分はイイです♪ バスの中からなので、ちょっと写り込みがありますが。 この写真だとわかりにくいんですが、フランス(特に郊外)は信号が少ないです。 交差点がロータリーのようになっていて、グルッと回って方向転換するんですね。 いわゆる『合流』なので、私のようにどんくさい人間には難しそうだなぁと思いました。 それでも歩行者には優しく、横断歩道のない所でも『渡りたい』意思表示をしてると車が止まってくれます。 *・'゜☆。.:*:・'゜☆・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆ その後の古城めぐりは遠目からの写真撮影。 アンボワーズ城 この城で育ったフランソワ1世は、レオナルド・ダ・ヴィンチの大ファンで城に招き、近くに住居を与え、地下道でつなぎ、ダ・ヴィンチが埋葬されたサン・ユベール教会は城に隣接している。 ロワール川を挟んで城の対岸にはダ・ヴィンチの像(何故かヌード)が置かれている。 ちなみにシャルル8世は低い戸口に頭をぶつけてこの城で亡くなっているそうで、噂では彼の幽霊が出るらしい…。 宗教戦争中にはブルボン家によるギーズ公フランソワへの陰謀の失敗により、1200人ものプロテスタントが処刑されるという、血なまぐさい舞台にもなっている。 ショーモン城 1560年、カトリーヌ・ド・メディシスがこの城を手にし、数多くの占星術師を滞在させたという。 中でもノストラダムスがヴァロワ朝の終焉が近い事をカトリーヌに知らせたエピソードが有名。(知らなかったけど) そしてアンリ2世の死後、カトリーヌ・ド・メディシスはシュノンソー城を手に入れる代わりにポワティエ夫人にこの城を与えた。(実際には売りつけた?) フランスは空が広くてホントに気持ちが良い! ブロワ城 えっとー、裏側なんです…。 正面から見るとフランソワ1世の翼の螺旋階段が見えたんですけどねぇ~。 ちなみにこんな感じらしい。 (資料画像) バスを停めた駐車場のおっちゃんが「10分ならタダでイイよ。」って言うので、慌ただしく写真を撮ってバスに戻りました。 駐車場の脇にあった教会(教会の駐車場だったのかな?)も何だか趣があってかっこよかったです。 右は、敷地の広い家が多い中で『フランスの狭小住宅?!』と思わず撮ってしまった一枚です。 隣が学校っぽかったので、何かの施設なのかも? えっと…。すいません。 容量オーバーしそうなので、続きは第2弾で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.05 18:11:38
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