|
テーマ:映画館で観た映画(8562)
いわゆる大作ではないけれど、これほど人が入らないモンか?とちょっとビックリ。
まだ公開一週間だっていうのに、10人くらいしかいなかったんじゃないかなぁ? 良い作品なのに…。 世界一有名なウサギピーター・ラビットの生みの親であるビアトリクス・ポターの物語。 上流階級育ちの女性が縁談を断り続けて、長年の友人であった彼女の描く動物たちを絵本にして出版するアーティストとしての道を選ぶ。 ピーター・ラビットの絵ってすごく繊細で愛らしいので、そんな『強さ』のある女性だとは思っていませんでした。 上流育ちというのは聞いていたので、『趣味で書いていた絵がふとしたきっかけで世に出る事になり…』的展開なのかと思っていたんですよね。 でも、映画の中で描かれるミス・ポターさん(レネー・ゼルウィガー)は、とても愛らしく素直で純粋な人でした。 内には情熱的なモノを秘めていても表には出さず、淑やかなご婦人であり、少女のようにキラキラした女性でした。 その辺のにじみ出る『育ちの良さ』が、恋人ノーマン・ウォーン(ユアン・マクレガー)の姉であるミリー(エミリー・ワトソン!)との違いですかね。 名女優2人の共演は見応えがあり、育ちの違いまで『空気』で作り出すあたりはすごい!と思いました。 そんな魅力的なキャラクター達にどんどん観ている側も引き込まれていって、自然に彼女達と一緒にときめいたり、感動したり、涙したり。 パーティーの帰り際「イエス」の後の二人の満面の笑みには、こっちもちょっと恥ずかしくなってニヤけてしまいましたよ。 本の印税で彼女の愛した湖水地方に農場を購入した後の展開は、ちょっと寂しくなってしまったけど、しょうがないのかな? その後は執筆や画家の仕事は辞めて、自然保護活動に専念したそうです。 まさに第2(第3?)の人生って事ですね。 優しく柔らかい空気の中に、心の強さ、当時に弱さを感じる映画でした。 秋の空気にピッタリかも? 『ミス・ポター』 公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.30 12:11:11
コメント(0) | コメントを書く
[●b-MOVIE scream queen] カテゴリの最新記事
|
|