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テーマ:映画館で観た映画(8563)
ポスターを映画館で観た時から「絶対観るぞ!」とダンナがヤル気満々だった『櫻の園』を観ました。
1990年に今作と同じ中原俊監督が映画化してます。 その年のキネマ旬報で1位を獲得したらしく、ダンナ曰く傑作らしいです。 その同じ監督が作るというので、そーとー楽しみだったらしい。 で、今作は…? なかなか面白かったです。 何気ないフツーの日常ってトーンなので、正直、最初の方はちょっとタルかった。 女の子同士の独特の空気感とかはすごく出てたと思います。 あの空気感は懐かしかったなぁ~。男の子には分かるのかなぁ? 編入生という事で、ちょっと浮いていた桃(福田沙紀)が校舎の離れにひっそりとたたずむ洋館で古い台本を見つける。 かつての演劇部が上演できなかった曰く付きの脚本。 上演を目指して行動を開始する桃に仲間が集まっていき…。 と、後半はストーリーも展開するので面白かったです。 ただ、まぁ、ふわ~っと事がスムーズに行き過ぎ感はありましたが。 桃のお姉ちゃんがもっと『何か』あるのかと思ったら、あらら?だったし。 それでも、挫折しながらも舞台を成功させよう!と奮起する姿にはグッときてしまいましたが。 公園の野外ステージみたいなところでみんなで練習するんだけど、何か高校時代を思い出しちゃったよ。 石神井公園のステージで、夕方、稽古したなぁ~。 私は中学も高校も共学だったけど、演劇部で男役ばっかりやってました。 葵(杏)みたいに背が高くなかったけど、一応女の子にはウケが良かったんですよ。 まぁ、いわゆる『女子校的』なラブモードまではいかなかったけど。 そんな中、赤星さん役の寺島咲(こちらもサキなんだ)が良かったです! すごくフツーな感じなんだけど、ビミョーな気持ちの動きを空気で作り出せる。 本番直前の葵とのシーンは、なんかうるうるしちゃいました。 女の子ばっかりで、ある意味閉ざされた空間的な感じが1999年の夏休みを思い出してしまいました。 久しぶりに観たいなぁ~。 前作とはストーリー自体も違うようですね。前作、観てみたくなりました。 同じ監督が2度作るってのも珍しいパターンですよね。 よっぽど原作が面白いのかなぁ?ちょっと読んでみたくなったなぁ~。 いろんな監督がいろんな視点、いろんなストーリーで『櫻の園』を作るってのも面白そうですよね。 誰もが通るであろう、若かりし日々の挫折、反発、友情、恋。 なにがしたいのか、どこに向かっているのか、自分の事さえ分からなくて不安を紛らわすために大声で笑ってみたりする。 大人になると『何でもなかったなぁ~。』なんて、あの頃の悩みも忘れちゃうんだけどね。 そんな青春の日々は永遠なんだね…。 映画『櫻の園-さくらのその-』 オフィシャルサイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.11 23:28:16
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