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トマト(とまと)【蕃茄 赤茄子】《季 夏》
ナス科の多年草。栽培上は一年草。高さ一~一・五メートル。葉は羽状複葉。全体に白い毛があり、特有の匂いがある。夏、黄色い花を開く。実はやや平たい球状で赤く熟す。南アメリカのアンデス山脈の高地が原産で、日本には明治後期に渡来。生食のほかジュースやケチャップに加工。蕃茄(ばんか)。あかなす。さんごじゅなす。(小学館刊行「大辞泉」より) トマト熟る陽の温もりのまゝ喰みぬ 森岡恵女 今年の正月明けに、とある農家を訪問しました。春先からビニールハウスで秋桜の花を栽培していただけるようにお願いに上ったのですが、その時に採れたてのトマトを食べさせていただきました。その味覚をどう表現したらいいのか。まず土臭さにも似たトマトの匂いが鼻をつきました。そしてほんのりとした甘さの後で、ほどよい酸味が口の中いっぱいに広がりました。それは普段スーパーで買っているトマトなんかとは全く違って、記憶の奥底に眠っていた、どこか懐しい味なのでした。(秋桜歳時記) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003年06月23日 00時11分39秒
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