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守宮(やもり)【壁虎】《季 夏》
有鱗(ゆうりん)目ヤモリ科の爬虫(はちゆう)類。人家や周辺の林にすむ。体長約一二センチ。尾はその半分を占め、自切・再生する。体色は灰褐色で暗色の斑紋がある。目のまぶたは動かない。四肢の指先は太く、下面のひだに無数の微細な毛状突起があって吸盤の働きをし、壁や天井に吸いつく。夜活動し、昆虫などを捕食。福島県以南に分布。同科には約六七〇種が含まれ、温帯から熱帯にかけて広く分布。(小学館刊行「大辞泉」より) 一虫の守宮の口へ逆立てる 伊津野朝臣 今年はまだ姿を見せていませんが、毎年夏になるとリビングの窓に守宮が張付いています。そして、獲物(蛾等)が窓に止まるのを待っているのです。やがて獲物が登場すると、守宮はゆっくり、ゆっくりと慎重に獲物を中心として円を描きながら、数分近くかけてジワジワと獲物との距離を詰めていき、15センチ程にまで近付くと、一瞬のうちに獲物に跳びかかり、見事に口の中に呑み込んでしまいます。最初は守宮を気味悪く思っていた私ですが、今ではその狩の鑑賞を楽しんでいます。(秋桜歳時記) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003年06月06日 01時50分58秒
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