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Jul 21, 2006
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カテゴリ:スポーツ
ワールドカップの決勝戦でジダンがマテラッツィに頭突きを食らわせて退場になった件で、先日FIFAからジダンが出場停止3日(は引退したジダンには事実上無理なので奉仕活動を3日間することになっている)+罰金7500フラン、マテラッツィが出場停止2日+罰金5000フランという処分をそれぞれ受けた。尚、両者からの話によると、マテラッツィは風紀上良くないとされる言葉でジダンの家族を侮辱したんだそうで、最初に騒がれていたように民族差別的なことは言っていない模様。民族差別なんてマテラッツィ、最低、と、さもマテラッツィ場になった方だけが処分を受けるのが普通だったため、今回は挑発した方も処分を受ける初めての例。
FIFAによると、がそう言ったかのように怒っていた方々がここで何て言うのかちょっと興味あるな。
サッカーの世界で試合中の挑発というのはよくある話。挑発に乗った方が負け、的な暗黙の了解があった。
今まで一方的に退今後このような事件が起きた場合、同じように処分を下すとは限らないと言っている。つまり、挑発されたからといってFIFAに訴えてくるな、ということ。
自分の国のことながら、イタリア、この問題をあまり大きくは捉えていなかったんだけど、ここへ来て不満が出てきた。
どうして暴力を振るったジダンが3日で、よくフィールドの中で挑発に使う言葉を言ったマテラッツィが2日の処分なんだ? マテラッツィに2日やるんだったら、ジダンには6日やる必要があるんじゃないか?? 以前ジダンが頭突きを食らわせたときは出場停止5日間だったけど、どうして今回は3日だけなんだ??
マテラッツィは、「FIFAの希望通り僕は何も言わずに彼らの決定に従った方がいいだろう。(反論するような事を)言うと馬鹿みたいに大事になるだけだから」とコメントしている。
元イタリア代表のマルディーニは、「まったくおかしな話だよ。きっとマテラッツィがイタリア人だったからこういう風に問題になって、処分を受けたんだ」。
スポーツジャーナリストはその言葉を受けて、「マルディーニとまったく同意見だね。今回のワールドカップでイタリアは最初からさっさと落ちてしまえと思われていた。国内でのカルチョスキャンダルの件もあって何かとバッシングを受けながらも勝ち進んで、それが開催国ドイツに勝ち、優勝した。このことが面白くない人間も多いのだろう。ジダンの件でしめたとばかりにイタリアバッシングにかかった人間はそういう人間だし、そういう人間が今回のFIFAの判決に携わっているのがこのこの結果だね」と言っていた。
何か大げさな気もするけど、確かにそんな感じ。
だって、過去にイタリアの選手がジダン側で「相手が汚い言葉で挑発したからついカッとなって」って言った事があったって、今回のような問題にはならなかったし、相手の選手が罰せられることもなかった。
そうすると、やっぱり、イタリア人に恨みがあるからだ、と考えるようになってもおかしくない。
マテラッツィをジダンとほとんど同等に罰しておいて、「今後このようなことがあっても同じように処分するとは限らない」と言うのも実に怪しい。万が一スペイン人やドイツ人がマテラッツィと同じ立場になってしまったときに処罰なくてはいけなくなるから、それを回避するため・・・ってことじゃん? ジダンとマテラッツィの件は特別でした、ってあらかじめ言っておいた方が良いってことで。
ジダンを特別扱いしてマテラッツィを処罰したFIFAの方が人種差別してるんじゃん。
サッカーに限らず、どこの国でも、世界レベルのことでも、やっぱり八百長・マフィアがあるんだ、と感じてならない・・・。

マルディーニとFIFAが出てきて思い出した。
2002年の日韓ワールドカップ。
イタリアは決勝トーナメントで韓国に負けて退廃。
あの韓国戦の主審をしたエクアドル人モレーノ。南米の何の試合だか忘れたけど、地元エクアドルのチームを何とか勝たせようと、ロスタイム6分のところを12分取って作戦成功させて、後日処分されたモレーノ。
あの大会の後、イタリアは韓国が審判を買収して八百長をしたと大問題になった。当時セリエAのペルージャに所属していた韓国人選手は即解雇に。イタリアは韓国に敵意丸出しで、町を韓国人が歩いていようものなら攻撃されかねない勢いだった。
実際にあの試合を観てみると八百長があったとしか思えない。
韓国の選手がマルディーニの延髄をボールのごとく思い切り蹴るシーンがあったの。それにレッドどころかイエローにもしないで、逆に韓国に有利なようにイタリアを貶めている審判。
・・・これはどう考えても八百長だ。モッジシステムどころじゃない。見え透いていすぎる。でないとすればよっぽど出来の悪い審判で、国際大会になど出られるはずもなく、・・・おかしすぎる。
何かあの頃のデータが残っていないものかと探したところ、興味深いサイトを発見。『知らされなかった韓国サッカーの裏側』というサイト。ここにイタリア戦の疑惑の判定を写真と解説つきで語ったページがある。
デルピエロが肘打ちされたシーンもかなり酷いな・・・・・・。
マルディーニの頭を蹴った選手、後日「あれは意図的に蹴った」と告白。
「イチョンス選手は12日に放送局でラジオに出演し、イタリアとの試合で相手チームのマルディーニの頭を足で蹴った事に対して、「チームが負けている状況であり、チームを逆転させるために行った」と明らかにして多分に故意性があった事を示唆した」
「私がボールが飛んでくることを予測していないとき(?)突然ボールがきた。センタリングしたボールがイタリアゴール前で転々としていた。マルディーニがクリアしようとスライディングした時に「あ~これは天が下さった機会だ」 と思った。それがサッカーボールなのか(マルディーニの)頭なのか区別することのできる理性的な判断はその瞬間だけはなかった。私は思いっきり蹴った。そして叫んだ。「うちの選手達に触れるなイタリア人(=ジブセ野党?)」もう一度蹴り上げてしまおうとしたが, 審判が見ていたのでしょうがなく やめた。マルディーニは意識が飛んでしまったようだ。確かに私は足元でマルディーニの頭を蹴った。(実は私は足元にあるのがボールではなくマルディーニだとわかっていた?)それは選手生命を脅かすことなく、ただこいつはヤバイ、何するかわからん、と思わせその後の試合展開を有利にするための高度の技術的な反則だった」
↑http://ex.2ch.net/test/read.cgi/korea/1029375447より。
蹴った韓国の選手を応援するサイトにもこのことが載っている。
「僕は痛快にイタリア選手の頭を蹴り飛ばし、運良く審判もこれに気がつかず、すべては一瞬のうちに闇に葬られた」
とか言って。その場で審判が気づかなきゃ何でもして良いわけか?
こういう選手を野放しにしておいて良いのだろうか?? かなり危険だよ。マテラッツィを「野蛮なイタリア人」とか言ってる人はこういう選手の事をどう表現するんだろう?? 野蛮って言うか、いや、かなり危険人物だよ・・・。こんな人と普段対戦する人は大変だねぇ。
そういえばジダンも頭突きした後は何事もなかったかのように振舞っていたなぁ。で、レッド出された後、「何で?」って顔してたっけ。
マテラッツィは今大会、微妙な危険プレイでレッド出されたとき、もちろん一瞬は「今のが? 何で?」って訴えはしたけど、すぐに「何だよ、もう」と退場して行ったよ。

2002年の韓国戦でトッティが退場を食らったことについて、FIFAは後でそれを誤審と認めた。
「誤審は試合につきもの。それも試合のうち。モレーノ審判については、不正な審判をしてはいない」と審判の不正は否定。
あんなに見え透いていて不正はない、と?
準々決勝以降モレーノ審判が審判をすることはなかったが、その審判に選ばれなかった理由が何と、「トッティの2枚目のイエローカードを提示したとき、すでにもう一枚出していた事を忘れていたから」。
モレーノ審判は後日、「私はいつも通り正しいジャッジをした。韓国が勝ったのは実力。イタリアがチャンスを物に出来なかったのが私のせいなのか?」と語っている。
フランスのジャーナリストには「イタリアが敗北した真の原因は、審判の誤審ではなく、闘志の不足、戦略の未熟、選手の高齢化などイタリア代表自体にある」と叩かれ、韓国人ジャーナリストには「韓国チームにはこれといったスターはいない。しかし11人の個人を合わせたら 11ではなく、20、 30なのだ。イタリアにはそうした熱情が見られない。 格好ばかりつけるサッカーテクニシャンばかりだ。だから負けても敗北を認めない。 ぼろぼろ涙を流すマザコン男のように事あるごとに駄々をこねる。ともかくイタリア選手達はサッカ-を最初から学ばなければならないようだ」と叩かれた。
そうか、でも4年後の今大会で、前大会で韓国に負けたイタリアが優勝し、同じく4年前韓国に負けたポルトガルが今大会で4位になったんだ。
イタリアの主力代表選手、4年前とそれほど変わらないんだけど。実力がなかったわけだ。
ちなみに韓国に負けて、イタリアでも選手や監督に采配に責任があるという話も出ていた。仮に審判の誤審(?)が多くても確実に勝てるようでないとならないから、と。
モレーノ審判を保護したFIFAエクアドル教会は、イタリアが訴えると言う話を受けて、「現在のW杯は負けた方が責任を第三者になすりつける風潮になっている。今後、このようなことが起きないよう、問題を起こした方を罰してほしい」とFIFAに要求する構えをみせた。
↑これ、正しく4年後のジダンが良い例だよ。

そうそう、韓国、最初から血の気の荒いトッティを挑発して退場させる意向でいたという記事もどこかで読んだことがある。
サッカーの試合って、そういう狙いもあるものでしょう。

4年前大問題になった韓国戦でのジャッジ(イタリアだけじゃなく、ポルトガルもスペインも)。
4年後の今年はフランス人ジダンとイタリア人マテラッツィが問題になった。
攻撃されるのは暴力を受けたイタリア人マテラッツィ。
したことよりも重い処分を受けたのもマテラッツィ。暴力を振るったジダンはたったの3日の出場停止処分だけ。暴力行為と挑発行為には雲泥の差があるのにも関わらず。元々皮肉を言って血の気の荒いマテラッツィを挑発させたのもジダン本人なのに・・・。
こう考えると、やっぱりイタリアが世界のサッカー界から冷たい目で見られている、冷たい扱いを受けている気がしてもおかしくないと思うんだ。
一体何が根拠で?? 出るものは叩かれるって言うしね。
じゃあ、出てたジダンが叩かれなかったのはどうして??

悲しいけどやっぱり公平なんて存在しないのが事実なんだ。


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最終更新日  Jul 22, 2006 12:10:51 AM
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