|
テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:イタリア生活
先月ブラティスラヴァに行ったとき、「これだからイタリアは・・・」と思ったことがある。
と言うのも、ブラティスラヴァの普通のスーパーの棚に、(イタリアでもどこにでもある)醤油のみならず、日本米、味噌など、日本食材が普通に置いてあったから。 イタリアでは、最近でこそ普通のスーパーでも寿司セット・インスタント味噌汁なんてものが手に入るけど、何年か前までは醤油しかなかった。しかも、異常に値段が高いの。 今でももちろん普通のスーパーで売っている日本食材は値段が高いため、私は数ヶ月に一回トリノチェントロの日本食材を置いているお店まで買いに行く。 ブラティスラヴァで感動したのが、普通のスーパーに、イタリアでは(少なくとも私が住んでいるトリノ県では)日本食材を扱っている特別なお店でしか手に入らないShinodeという日本米があったこと。しかも、値段はそれほど高くないように感じた。 私が訪問したことがあるヨーロッパの国々のどこのスーパーにも日本食が結構気軽にあった。 ・・・イタリア・・・スロヴァキアにも負けている・・・。 これだからイタリアは・・・・・・。 2ヶ月ほど前、仕事のためブラジルから来た友人と料理の話になったのをふと思い出した。 彼は日本食が好きで、ブラジル(サンパウロ)では日本人街もあって、日本食材も簡単に手に入るものだけど、その点イタリアではどう? と質問された。 日本の食材を手に入れるには、日本食材専門店に行かないといけないけど、それでも手に入るよ。もちろん、日本移民の多いブラジルのように種類は多くないだろうけど。 ・・・そう答えたけど、やっぱり他の国に住んでいる日本人に比べて日本食材に恵まれてないのかなぁ、イタリア在住の日本人は 基本的にイタリアの人たちって、自分の国の料理が一番と思っている人が多いと私は思う。 スペインに行った私の周りのイタリアの人たちは口を揃えて、「料理が不味かった。やっぱりイタリア料理が一番」って言う。 私はそんなこと決してないと思うんだけど・・・。スペインにだって美味しいものはある。 私も確かにイタリアの料理は美味しいと思う。でも、だからってそれが一番美味しいとは思わない。一番と言えるほど、世界各地の料理を試したこともないしね。 イタリアでは、世界各地の料理を食べに行くのは主に若い層で、ある程度年齢が行っている人はイタリア料理だけ食べて満足している感じ。 イタリアで日本の食材が簡単に手に入らないのは、それだけ需要がないからってことでしょう? 日本の食材だけじゃなくて、他の国の食材にも言えることだよね。 それだけイタリアの人たちが他国の食材を必要としていないってことは、それだけイタリアの人たちがいかにイタリア料理を食べているかってことになるでしょ? うちの夫なんかは、「よく飽きもせず、毎日毎日同じようなものばっかり食べてられるなぁ」って、いつもイタリア料理を食べている義兄たちに言うけど、彼らの返事はこう。 「美味いからな。毎日食べても絶対飽きない」 私は子供の頃、母に「毎日お米でもう飽きた~」と文句を言った覚えがあるけど、彼らにそんなことを言う日は来ないんだろうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[イタリア生活] カテゴリの最新記事
|