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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:イタリア生活
近年イタリアには外国人が沢山いるよね。
トリノ市内の公立の学校では、イタリア国籍を持つ子供より、外国籍を持つ子供の割合の方が多いところもあるんだそうで。イタリア国籍を持っているけどハーフ、なんてのは当然イタリア国籍の子供となっているので、学校の中はきっと一見外国人だらけなんだろうなぁ・・・と想像。 私が住んでいるところは大きな町のトリノからは離れた田舎なので、外国人もそう多くはないと思われるかもしれない。 ところが多いんだ、これが・・・。 トリノのサン・サルヴァリオやポルタ・パラッツォといった区域に行くと、そこはもうすでにイタリアじゃないんだけど(イタリア語が全然耳に入ってこない)・・・そこまで酷くないにしても、田舎でもいっぱいいるんだ、外国人。 昨日の夜、ベランダで植物たちに水をあげていたら、うちの前の道を若いカップルが犬を連れて散歩していた。 聞こえてくる言葉、どうもイタリア語に聞こえないんだよなぁ、ピエモンテの方言でもないし、何だろう? と聞いていると、どうやらルーマニア語らしかった。カップルの顔も、ルーマニア人っぽい。 そして今朝、うちの前の道、山の上の方から歩いて降りてくる若い男の子二人。 ペルー人なのでスペイン語で喋っていた。 この間、私はイタリア人のおじさんにペルー人と間違えられて、さらに、「ペルーも日本もアジアだから」って言われたのを思い出して、そんなに似ているものだろうか? と彼らの顔をまじまじと見てしまった・・・。 そういえば、うちの父はペルー人に見られるんだった。父がイタリアに来たとき、スーザに連れて行ったら、ペルー人たちがケーナなどを演奏していたの。そのうちの一人がうちの父をジロジロ見ていた。彼と父を交互に見ると・・・似ている・・・。夫に話したら、夫も、そういえば似ている、って・・・。 日本の駅前でケーナなどを演奏しているペルー人に出くわしたときも、そういえば、うちの父は彼らにジロジロ見られてた。 やっぱりペルー人に似てる親を持つ私は、ペルー人に見られてもおかしくないわけか。 話が脱線したけど、今朝、子供を幼稚園へ送る途中、幼稚園の近くに住んでいるモロッコ人親子がアラブ語で喋っているのを聞いた。 子供を幼稚園に送り届けた後、ルーマニア人のママ友と車で出かけ、途中、ルーマニア人の友達から電話があって、彼女、ルーマニア語で話していた。 彼女は途中から違う方向へ用があるということで、途中で車を降ろしてもらって、私は歩いて家へ帰ってきたんだけど、途中、よく話をするおばさんが庭仕事しているのを見かけ、立ち止まって話し込む。 途中、違うおばさんも加わって3人で話していたんだけど、彼女たち二人はピエモンテの人。途中から、後から来たおばさんがピエモンテの方言で喋りだす。 この辺は普通の(ある程度年の行った)人たちは、イタリア語でじゃなくて、ピエモンテの方言で喋るのが普通だからね。 庭仕事をしていたおばさんはとっても優しい人で、「あなた、イタリア語で話さないと彼女は分からないわよ」とピエモンテの方言で話していたおばさんに注意していた。 でもね、聞き慣れているから、聞いているだけなら大体言っていることは分かるの。スペイン語を聞いているときのように、決して喋れはしないけど、聞いているだけならなんとなく大体の意味は分かる。 そう言うと、二人とも、ピエモンテの方言で喋りだした。 最後に家の近所に住んでいるアルバニア人のおばさんとその子供に道で出会い、彼らがアルバニア語で喋っているのを聞いた。 なんかさ、イタリアに住んでるからってイタリア語漬けってわけでもないんだよね。 こうやって、外国語が耳に入ってくる確立も多いんだ。 なんて、自分も子供とは日本語で喋っているから、他人に外国語と聞かせてるんだけど。 今朝、幼稚園で子供と喋っていたら、クラスの子に、「なんて喋り方してるの?」って言われた。 「僕はママとは日本語で、パパとはイタリア語で喋るんだよ」って、子供、ちゃんと説明していたよ。偉い偉い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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