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テーマ:ヘヴィメタルを語る(672)
カテゴリ:オンガク
《あまりにも長いため、前・後編に分けました》
私がEluveitieを知ったのは2年前。 MySpace上をウロウロしていたらたまたま見つけて、アルバム『Spirit』を聴いたらものすごくハマった。 基本的に北欧のメロディックデスメタルなんだけど、フォーク要素が深く上手く絡み合っていて、ものすごくハマった。 私の住むイタリアのお隣の国スイスのバンドということで、そのうちイタリアにも来てくれるだろうからそのときは絶対に観に行こう・・・と思った。 が、バンドはヨーロッパ中、北米まで小まめに回ったというのに、イタリアには来ない。 Pagan Metalフェスティバルで他の非常に興味深いフォークメタルバンドたちとイタリアに来る予定があったものの、会場が見つからず、没に。 イタリア・・・。 イタリアではフォークメタルのバンドはあまり受け入れられていない様子。 KorpiklaaniやMoonsorrowなど、その手のバンドの中でもビッグバンドはイタリアにも小まめにライヴをしに来てくれるし、フォークメタルが大好きでフォークメタルのポータルサイトを立ち上げた人たちもいるんだけど、一般のメタルファンにはまだまだ馴染みの薄いジャンル。 現に、私は今までにEluveitieを知ってると言ったイタリア人をほとんど知らない。 今年の2月にメタルジャーナリストばかり6人ほど(プロ・アマ両方)と話をする機会があったんだけど、そのとき、誰もEluveitieのことを知らなかった。 中にはイタリアの主要メタル雑誌のうち2誌の編集者と編集長もいたんだけど・・・。 なので、しっかり布教活動しておいた(笑)。 Eluveitieはイタリアには来たことがない、と書いたんだけど、正確には来たことがあるんだよね、過去に。 去年の6月、ちょうど私が日本に一時帰国していたときのこと。 ボルツァーノ県の、オーストリア国境まで2km、スイス国境まで8kmという偏狭の地のミニフェスティバルに来たことがあるんだ。 たださ、あまりにも国境に近いため、フェスティバルのサイト、全部ドイツ語で書かれてるんだよね。町の名前もドイツ語名だし。イタリアであってイタリアでない土地・・・。 Pagan Festのイタリア飛ばしがあって、凹んでいた頃、7月末のRockin’ FieldフェスティバルにEluveitieの参加が決まって、これはもう行くしかないでしょ!!!!! と思った。 ただし、他の参加バンドが、The Clairvoyants、White Skull、Biomechanical、Threshold、Vision Divine、Epica、Helloween、Avantasia。 EluveitieはWhite Skullの後の3番目。ヘッドライナーがAvantasia。 ぱっと見、Eluveitie、浮いてないか???? まあいいや、来てくれれば何でも良い!! そんな折、6月にバグパイプ奏者セヴァン・キルダーとベーシストのラフィ・キルダー兄弟が個人的な理由から脱退を表明。 二人は、新しいメンバーが見つかるまでの間、8月中旬の英国で行われるBloodstockフェスティバルまではバンドとともにプレイすることになった。 私が観に行く予定だったRockin’ Fieldの直前、バンドは新しいメンバーの加入を発表。 Rockin’ Field後に知ったことなんだけど、ベーシストは早速25日のオランダでのフェスティバルから、バグパイプ奏者は8月のSummerbreezeかその後のbloodstockからプレイすることになっていたらしい。 そういうわけで、Rockin’ Field当日は、バグパイプ奏者の姿が見当たらず・・・・・・かなり悲しかった。 ネットでライヴの動画を見る限りでは、セヴァンはライヴでオリジナルのアレンジを施しながら演奏していたし、かなり積極的にライヴを盛り上げていたから。 フェスティバルにEluveitie目当てで来ていた人は極めて少なかった。 EluveitieのTシャツを着ていたのはただ一人。 黒いスカートに角をぶら下げた、いかにも、な人(男)のみ。 それから、イタリアのフォークメタルポータルサイトであるMetal FolkのTシャツを着てMetal Folkの旗を掲げた団体も、いかにもEluveitie目当て。 フェスティバルの出演バンドが出演バンドなだけに、Helloweenとかブラガ、EdguyのTシャツ着てた人がほとんどだったなぁ。 私は、Eluveitieの前のバンドWhite Skullが終わる直前に前の方に進み、White Skullを観終わった途端人々が引いていく波に逆らって前へ更に進む。 おかげでMetal Folkの団体と、ずっと後にあるEpicaを前の方で観るためにずっと早い時間から陣取っているEpicaイタリアンファンクラブの後ろ、だいたい5列目くらいにつくことができた。 バンドメンバーが自らサウンドチェックに出てくる。まだまだビッグバンドには程遠いバンドだからね。 早速Eluveitieコールがかかったのは、Metal Folkの人たちのおかげかな。 なんか皆、「誰あれ? どんな音楽やるの?」って感じで見ていた。 夫の隣にいた男の子たちがまさしくそんな会話をしていて・・・夫が「北欧のメロデスをベースにしたフォークメタルバンドで・・・」とすかさず説明していた。 スタッフがヴォーカルのクリゲルの位置の前にバグパイプを置く。 おお、生バグパイプ! と思って見ていたら、クリゲルがスタッフにそれを持っていくように支持して、スタッフ、バグパイプを持ってステージ裏へ行ってしまった・・・・・・なぜ!?!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Aug 2, 2008 12:58:26 AM
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