ないとめあ
どうやら私は誰かの何かの講演を聞きに来ているらしい。仕事が長引いたので最後列の席をとった。ふと隣を見ると・・・・・「なんだ、お前も来ていたのか。まあ座りなさい。」!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????????????????????????????????????????????????????!?隣にはなぜか死んだはずの親父がっっっっっっ!!!!!!!!夢の中でありながら私は何度の父親の死を確認した。燃やしている所さえ思いおこしていた。しかし彼はいつもスタイルでいつものようにそこに座っている。かつていままで何回かあったのだ。父に似た後ろ姿や面影を追ってその真実を確かめたこと。もしかしていまだにどこかに棲息しているのではないかという思い。でももうあの親父があのままで私たちの目の前に現れることは二度ない。それなのに妙にリアルな夢だった。夢の中でも何回も否定した。死んだはずやと。これは人違いやと。こんな事はあり得ないと。有り得ないんよ。私にお父さんはもういないんよ代わりも何ももう存在しないんよ母は母で迷いながらも手探りで今後の道を探しているようだ。妹には妹で彼女を受け止める友人や恋人がきちんといるらしい。でもやはり私が守らなければ、と思う。母と妹の後ろ姿を見た以上あの二人を支えなければ、と思う。命日より一日送れて実家に帰った時父の手帳から大量に私の写真が出てきた。遺影を選ぶのを手伝って、と母に頼まれたが無理だった。その時は泣いた。トイレで鳴いた。母に涙を見せてはいけないと思った。遺影を選ぶのを手伝って、と言われた時泣きながら「無理」と言った。しかし母がもっと泣きながら「これからお母さんいろいろ決めていかなきゃなんないのに・・・・」とつぶいやいた言葉を聞いた時私だけは泣かないでおこう嘆かないでおこう悲しまないでおこうと強く思った。それほどまでに母はかよわくいたいけであった。そして通夜以降は泣こうにも涙が出ず悲しいとも思えずこれが全然悲しくなくて妹のように母のように泣けたらいいのだけど。涙が出えへん。こうしてこのまま忘れて平気になっていくのだろうか。肉親が死んだのにぜんぜん悲しくも寂しくもなく涙も出ず母や妹のようにきれいな思い出だけが残っているわけでもなく。むしろ嫌いだ。いまだにアイツは嫌いだ。でも夢で会った笑顔は快挙だった。もうどうすればいいかわかんないよ。