沖縄で苦い敗戦
今日から沖縄でオリックスとの2連戦。何でもパ・リーグの公式戦は54年ぶりだとか。珍しく仕事が早く終わり,18:30の試合開始からじっくり観戦できました。ところで54年前は1962年。試合は阪急-大毎戦だったそうです。すごいですね~。当時の両軍の選手には,大毎に榎本喜八,阪急には米田哲也という名前があります。二人ともプロ野球史に燦然と輝く名選手。そういう時代だったということでしょう。ダブルヘッダーの2試合目は日没サスペンデッドとなって,西宮球場で決着をつけたのだとか。1962年と言えば,あの王選手が一本足打法を初めてやった年。初の本塁打王を獲得したのがこの年でした。すごいですね~。当時は米軍統治下にあった沖縄。沖縄に行くにはパスポートが必要だったでしょうし,日の丸の掲揚も許可が必要だったようです。さて,今日の試合はそんな歴史に水差すようなしょっぱい試合。先発は塩見。今日は地上波の中継があり,解説の鉄平氏も永井氏も実況アナも塩見が良くないと。まぁ,ボールも高めに浮くことが多く,先制もされたのでそういう感じだったかもしれませんが,私が見た感じではいつもの塩見。というより,いつもよりちょっとイイ感じ。緩い変化球でカウントも取れたし,7回途中3失点はまずまず。ただ,3点目だけはいけません。6回2死2塁で打席には糸井。その次は打てる気配がないモレル。ここは糸井歩かせのモレル勝負の一点買いです。ところが2球続けて内角を突いて0-2として,「おや,勝負なの」と思ったら,そこから2球続けて外角に大きく外れるスライダー。続いてはベースに落ちるフォーク。これは良いボール。ところが,これを見逃され3-2となったところで,「さすがに歩かせるだろう」と思ったら,何を思ったか,真ん中に甘いフォークが入ってセンター前に痛打…。「?」という感じです。糸井の打席でマウンドに行った与田コーチは一体どういう話をしたのでしょう。大きな1点を失いました。この辺で勝負あった,という感じなのですが,そこはオリックスが簡単に負けさせてくれません(^^;)なんと6回から8回の3回でオリックスが5つもエラーをしてくれて…。しかも二遊間の西野が3つ,安達が2つ。こんなことってあるでしょうか。しかし,相手が勝ってくださいと言わんばかりにお膳立てをしてくれたチャンスにも,わが軍の打線は沈黙。8回にかろうじて1点を取ったのみ。6連敗中のオリックスファンは生きた心地がしなかったでしょうね。最終回にも無死2塁と絶好のチャンスを作りながらも後が続かずゲームセット。2塁打を打った聖澤はナイスバッティングでした。もっと聖澤をスタメンで使えばいいのに…と思いました。スコア的には3-2と競ったゲームとなりましたが,内容はこういっては何ですが,5位と6位の試合にふさわしい凡戦。沖縄の野球ファンは果たして楽しめたでしょうか。でも,チャンスになると指笛が響いていましたから盛り上がっていたのかもしれませんね。明日は釜田。相手は山田。山田ってあまり印象がありませんが,若いサウスポーのようです。今年は交流戦で1試合登板があるようですが,広島を5回1失点に抑えたのですから,なかなかのピッチャーかもしれません。ここでの連敗は絶対にダメなので,何とか食らいついて打ってほしい。もし、よろしかったら…クリックを。にほんブログ村