60点か…。
今日の河北新報に小関さんのドラフト評が載っていました。1位指名の辰巳のことは,足の速さ,肩の強さとともにバッティングもこの先3年くらいのうちに15本塁打前後は打てそうな雰囲気がある。とし,西武の秋山のようになりうる素材と評価したうえで,ただ今回のドラフトは全体として60点の出来だろう。と厳しい見方。将来、内田とともに打線の中軸を担ってくれそうな有望株として、藤原恭大外野手(大阪桐蔭高)をまず1位指名したが、3球団による抽選でロッテに奪われた。そのマイナスの印象だけでなく、2、3位の上位指名にやや違和感を覚えた。2位太田は強肩で、3位引地も150キロを超える速球がある。確かに2人ともいい選手だが、ここまで上位でなければいけなかったのかという気もする。なるほど。しかし,嶋の後継となる捕手を補強するのは急務なだけに2位指名したのはうなずける,と思ったのですが。特に捕手は嶋に続く存在として高卒3年目の堀内が台頭してきたし、二遊間に比べると比較的急を要する補強ポイントでもなかった。東北楽天の2位の指名順は、惜しくも1位からこぼれた選手を獲得できる1番目だった。太田をどうしても確保したい意気込みは伝わったものの、別の有力選手も多数いた。なるほど。堀内ね。確かに彼はシーズン終盤積極的に起用されて,結果も出してきた選手。堀内を評価して,捕手は補強ポイントとして二遊間より優先順位が下がると見たわけですか。下位は玄人好みする顔ぶれと思う。二遊間の内野手補強が課題とされた中、6位で指名した渡辺佳明内野手(明大)は守備が堅実だし、一生懸命なプレーがいい。7位の小郷裕哉外野手(立正大)も走攻守の三拍子そろった選手で、打球の力強さが目を引く。4位弓削隼人(SUBARU)、5位佐藤智輝(山形中央高)、8位鈴木翔天(富士大)の左腕3投手を指名した。塩見、辛島、高梨、松井らに続く手駒が乏しかった中で、競争を活性化させる存在が出てきてほしい。こうしてみると,2位指名にご不満な様子。60点とは辛い点数ですが,最低限の及第点といったところでしょうか。確かに平石監督も7~80点と言っていたから,あまり意図するところとならなかったのかもしれませんね。藤原の抽選負けは残念だったけど,後になって辰巳を取れて本当に良かった,と思える日が来てほしいし,太田には早く嶋を脅かす存在になってほしい。そして,一番は下位指名の中から大化けする選手が出てきてほしいとも思います。そうなればスカウトの方々の苦労も報われるというものです。そんな中で私が注目するのは,ずばり,4位指名の弓削隼人と7位指名の小郷裕哉。というのは2人とも沖原スカウトの担当している選手だから。弓削については,「左のスリークォーターから勢いのあるボールを投げるスケールの大きい規格外の選手。和製ランディ・ジョンソン。先発,中継ぎどこでも行ける貴重な左投手」とコメント。さらに小郷については,「身体能力が高く,走攻守揃った選手。バッティングに関しては,シュアでありながらパンチ力もあるので,打率,ホームランも期待できるスピードのある選手」とコメント。うーん。楽しみです。この二人が活躍してくれれば沖原さんの評価も上がるというもの。そういう意味でも頑張ってほしい,と思います。他の指名選手も含めスカウトのコメントはこちらから。もし、よろしかったらクリックを…。にほんブログ村