アクアマリンの指輪
「冷たいジュエリ」を読んで買ったものはアクアマリンの指輪でした。「なんだ、アクアマリンか~」と思われたかもしれませんね(笑)昔の私もアクアマリンにはそれほど魅力を感じませんでした。色は薄いし、希少でもないし、これといって特徴のない石。そんなふうに思っていたのですが・・・それを一変させたのが、こちらの文章でした。「私は年をとってから、この石を身につけてみたいと思っている。若い子の石のようだけど。さまざまな幸せや悲しみを通り過ぎて、すっかりしわだらけになった指先に、明るく罪もなく、青に輝くアクアマリン。そんな優雅でイノセントなおばあさんになりたい、と密かに思っている」~ 岩田裕子 著 「冷たいジュエリ」より抜粋 ~どうでしょう?アクアマリン、ほしくなっちゃいませんか?(笑)私はなんだか気になってしまい、宝飾店へ行くとアクアマリンをチェックするようになりました。ある程度の大きさがあって、色は薄くても透明度が高いもの。(サンタマリアのような濃い青だと、ちょっとイメージがちがいます。)そして、おばあちゃんの指にも似合うデザイン。だから、この指輪を見つけたときには「あ、おばあちゃんの指輪だ!」と思ってしまいました。石の大きさは8x6mmくらい。そんなに大きくはありません。でも、澄んだ水のような透明感とテリがあります。なんといっても、これは若い方より年配向きのデザイン年齢を重ねた手にこそ似合いそうではありませんか?手がしわしわになる頃には、シルバーの色も渋くなり、もっと手に馴染むのではないかと思います。しわもシミも白髪も全部受け入れて、颯爽と歩く格好いいおばあちゃんになりたいな~***そのほか気になったアクアマリン。 アクアマリンキャッツはちょっとミステリアス。真ん中のはカットが変わっていて大人っぽいですし、右は透明度が高いからこそ生きるデザインですよねそして番外編。お花の形にカットされたアクアマリンがおもしろくてご紹介してみました