一命を取りとめました・・・
土曜日の朝、実家から電話があり、「リラ(猫)の具合が急に悪くなり、かなり危険な状態」との連絡を受けました。掛かりつけの獣医では手の施しようがなく、少し大きな動物医療センターで検査中とのこと。頭の中が真っ白になったまま、実家へ駆けつけました。レントゲンとエコーの結果、おなかの中に大きな腫瘍のようなものがあり、中に液体がたまっているようだが、それが何なのかわからない・・・との説明でした。確認するには開腹手術をするしかないが、かなり衰弱しているので、もつかどうか・・・との言葉に絶望する私たち。でも、このまま苦しい思いをさせるのもかわいそうなので、微かな可能性に賭けて、手術してもらうことになりました。術前のリラは、酸素室の中でぐったりと横たわり、荒い呼吸をしていました。名前を呼ぶと、わずかに目を開け、頭をあげましたが、目の焦点は定まっていません。「昨日まではあんなに元気だったのに・・・」とつぶやく母がとても小さく見えました。一旦自宅へ戻って待機し、病院から再び連絡があったのは夜の9時少し前。その時点では何の説明もなかったので、最悪の事態も覚悟しつつ、病院へ向かいました。診察室に緊張しながら入っていくと、「なんとか手術に耐えてくれて、原因も取り除けました」との説明が。そして、取り除いた部分を見せてもらうと・・・それは、とても大きなぷよぷよした物体でした。あんまり大きいので、どこかの臓器を丸ごと取り出したのかと思うくらい。肝臓の一部が袋状にふくらみ、肝臓よりも大きくなって、中に体液のようなものが入っているのだそうです。これが重さで肝臓ごとねじれ、肝臓捻転を起こしていたので、かなりの激痛だっただろう、とのことでした。あと1日遅かったら、多分ダメだったろう、とも・・・本当に危ないところでした。****************翌日、面会に行ってみると、大分元気になっていて、起き上がれるようになっていました。頭をなでると、顔を手にすりすりこすりつけてきて、「帰りたいよー」とニャーニャー鳴いていました。まだ数日は気を抜けない状態だそうですが、あれだけ鳴けるなら、きっと大丈夫だと思います。本当に本当によかった・・・早く元気になって、退院できますように。お転婆でもおバカちんでもいいから、とにかくもとのリラに戻れますように・・・