本日は、義母の73歳の誕生日。
正月3が日に2名の誕生日を迎える我が家は、
おめでたい
20年前、まだ結婚したばかりの頃のことです。
アナログ夫
「うちの奥さんは、掃除せんのよね」
義母
「けいさんも、1日中働きよるんやろぉ
家のことは、気がついた方がしたらいいんよ。
あんたが気がついたんなら、掃除しなさい!」
と、一刀両断。
お見事!!
息子を叱り飛ばし、嫁を庇ったのでした。
以来我が家では、
家事は気がついた方がやることになってます。
多分1対9くらいかな。
夫が9ですが・・・
義母は、娘2人と息子1人と同様、
嫁のけいも、我が子と分け隔てなく可愛がってくれました。
ところが・・・
15年前、夫の両親と家を新築し同居。
その、ちょうど2ヶ月後に、
義母は、脳内出血で倒れたのです。
引越しの疲れだったのかもしれません。
命はなんとか取り留めたものの、
左半身は全く動かず、
思考も次第に停滞してきました。
義父と義妹のなおりんの献身的な介護と、
ヘルパーさんの助けを借りて、
入退院を繰り返しながらも家で生活していました。
しかし、1年半前に、
とうとう家庭では看れなくなりました。
不本意ながら、今では、
施設でお世話になっています。
お正月は、帰省しましたが、
だんだん表情が暗くなり、
自力で出来ることも少なくなってきました。
食事も咽ることが多くなり、
飲み込み易い形態にして食べています。
夕食後に、
りんごのコンポートとイチゴを乗せた
特製ケーキを出すと、
目をキラッと輝かせました。
「へ~
ようおぼえとったなぁ」
と、たどたどしい話しぶりですが、うれしそうです。
家族で、
♪・・・ハッピーバースディ ディア おばあちゃん~・・・♪
と、歌うと、満面に笑み。
久し振りに、心の底からの笑顔でした。
ケーキを食べるときは、
全く咽ずに、おいしそうに食べました。
喜んでもらえて、よかったぁ
けい 2009.1.3