ピアニッシモで囁いて

日曜恒例だった夜20時からの電話。
たぶん、
私達にとっては
定期的でかつ一番長い時間話せる電話タイム。

最近はこの時間も不定期になりつつある。

今夜もすでに20時を30分ほど回っている。
研修会のあと懇親会があると言っていたので、
まだ帰宅していないのかもしれない。

彼はこんな時も一報さえ入れてこないから、

結局･･･
こうやっていつも私は待ちぼうけ。

電話するつもりがあるのか？
それとも
電話してこないつもりなのか？

それすらわからない。


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電話するワケにもいかず･･･。

メールするタイミングを考えると、
もし自宅に居たら
彼にとっては大迷惑だろうし･･･。


最近は本当に八方塞りで、
私からは全く身動きができない状態が続く。


こんなことが続くと、
やっぱり私も
嫌気がさして来てしまう。



だから時々
もうどうでもいいような
気持ちになってしまう。

何もかもがうっとうしいという
気分になってしまう。

あぁ･･･
もう20時45分が近づいてきてしまった。
今夜はもう
電話で話すことは無理だね。
もう･･･
メールが届いても、
返信することは無理だね。


何だか、だんだんと自分が
とっても可哀想な人のように思えてきた。


言わざる・・・

見ざる・・・

聞かざる・・・


口を目を耳を塞がれ、
私はただじっと一体何をどう思えばいいのか？


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さて、
当ての無い電話を待っても無駄なので、
明日のボランティアの準備も出来た。

これから一杯ひっかけて
眠ることにしよう。

いろんなことを
考えないようにするには
今の私にはお酒しかないよね。